2023.03.31(金)

ホテル雅叙園東京 大正ロマン×百段階段~文豪が誘う
ノスタルジックの世界~日本近代文学の不朽の名作が
新たなかたちで蘇る(目黒雅叙園)


萩原朔太郎『猫町』×しきみ

小川未明『月夜とめがね』×げみ
 日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京(東京都目黒区/深澤正生総支配人)では、3月25日(土)から6月11日(日)までの期間限定で、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」を開催中だ。その見どころの一部をレポートする。
 今回の企画展では、文豪の名作に現代の人気イラストレーターが自由な感性でイラストを添え絵本感覚で愉しめる「乙女の本棚」(立東舎)とのコラボレーションのもと、そのイラスト作品や、物語にまつわるシーンを再現した空間展示を行っており、SNSなどを中心に早くも多くの反響をいただいている。
   近代文学の中でも泉鏡花『外科室』(1895•明治28年)、萩原朔太郎『猫町』(1935•昭和10年)など、明治から昭和初期に発表された物語6作品をセレクトし、1935(昭和10)年築の都指定有形文化財を舞台に、物語に登場する街並みや世界観を三次元で表現した。部屋ごとに異なる物語は読書に没頭し、何冊もの本を読み進めるような感覚でお愉しみいただける。
 
<「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」開催概要>
【期間】2023年3月25日(土)から6月11日(日)
【時間】11:00~18:00(最終入館17:30)
【会場】ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
【料金】[平日]当日券¥1,200/学生¥600 [土日祝]当日券 ¥1,500/学生¥800
           ※未就学児無料、学生は要学生証呈示
【販売】ホテル雅叙園東京(一般入場券)/公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付)
【主催】ホテル雅叙園東京
【協力】立東舎
【お問合せ】03-5434-3140(イベント企画10:00~18:00)
【URL】https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/roman2023
みどころ① 文壇を彩った文豪たちの物語が三次元で蘇る、没入型の展示演出
   文豪の名作6物語を1部屋ごとに表現。例えば1部屋目の「十畝の間」では、萩原朔太郎の『猫町』に登場する色鮮やかでかわいらしい街並みや、主人公が幻想世界で迷い込んだ猫だらけの町の風景を立体展示で再現し、そこに流れるBGMはダークメルヘン風の楽曲の中に猫の存在が漂う。本企画展のために音楽家ヨダタケシ氏によって作られたオリジナル楽曲が物語へ入り込むきっかけとなり、文豪の作品世界へと誘う。

『猫町』の中に迷い込む 

『葉桜と魔笛』の姉妹が暮らした家 

『山月記』の竹林
みどころ② 現代イラストレーターが表現した作品が、昭和初期の芸術空間に溶け込む
   物語のシーンをイラストで表現するのは、現代の人気イラストレーター しきみ、ねこ助、紗久楽さわ、げみ、ホノジロトヲジ、マツオヒロミの6名。「乙女の本棚」シリーズ(立東舎)より、約80点の作品を展示する。書籍の中の作品がパネルになり豊かな色彩をお愉しみいただける。文豪やイラストレーターたちの想いが詰まった不朽の名作がレトロ建築の中で新たな魅力を放つ。

マツオヒロミのビビッドな色彩

ねこ助の世界観が文化財に溶け込む 

げみの温もりを感じる1枚
みどころ③ 文化財建築の重厚感を活かしたフォトスポットも充実
   立体展示の空間演出はそれ自体がフォトスポットに。展示作品が木造建築の中になじみ、物語の世界を現実の出来事のように体験いただける。登場人物の一人になったような感覚で、お気に入りの一枚を写真に収めてみてはいかがでしょうか。レトロな着物を身に着け、物語の中にどっぷり入り込むものおすすめだ。

階段の途中にもレトロな演出 

『外科室』に並ぶ薬瓶
 
オンライン限定入場券 

ガラスペン&インク付チケット
①しおり付チケット[数量限定]¥1,700
②ガラスペン&インク付チケット[数量限定]¥5,000
③ギャラリートーク付チケット[定員•事前予約制]¥2,500
時間:18:00~19:00 
定員:15名様
※開始時間の10分前までにご入場をお願い ※日本語ガイドのみとなる
④人数限定スペシャルチケット[定員•事前予約制]¥2,300
時間:18:00~19:00 
定員:15名様 ※ガイドは付かず自由見学となる
※料金は全て税込みとなる
<出展者一覧
立東舎/松竹衣裳株式会社/東洋ケース/小澤康麿/ステンドグラス工房かわもと/エルバン/キタガワアキコ/高山しげこ/ヨダタケシ
連動企画のご案内
<大正ロマン×着物ランチ>

大正ロマン×着物ランチ
   着物のレンタルと着付、レストランでのお食事、本企画展入場券をセットで用意した。お食事は、館内4つのレストランのランチ又はアフタヌーンティーよりお選びいただける。
【期間】2023年3月25日(土)~6月11日(日)
【料金】¥17,000~(税サ込)
【対象レストラン】
ランチ New American Grill “KANADE TERRACE”/中国料理「旬遊紀」/RISTORANTE “CANOVIANO”/日本料理「渡風亭」
アフタヌーンティー Cafe&Bar「結庵」
【URL】https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/82462
【ご予約•お問合せ】050-3188-7570(レストラン総合案内10:00~19:00)
 
<大正ロマン喫茶室>

大正ロマン喫茶室
レトロな空間で昔懐かしの喫茶メニューを堪能。月替わりのメニューも登場する。
【店舗】Cafe&Bar「結庵」
【期間】2023年3月25日(土)~6月11日(日)
【時間】11:30~17:00(L.O.)
<メニュー>オムライス デミグラスソース¥1,600/スパイシービーフカレー¥1,500/昔なつかし もちもちナポリタンスパゲッティー フライドエッグのせ¥1,450/[4月限定]有頭海老フライタルタルソース添え¥2,600/プリン・ア・ラ・モード¥1,300/7カラーズクリームソーダ各¥1,200他 (いずれも税サ込)
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/82456
 
「乙女の本棚」シリーズとは
   文豪の不朽の名作に現代の人気イラストレーター、漫画家が描き下ろしイラストで挿絵を添えた新感覚コラボレーション・シリーズ。「名作は、かわいい。」のコンセプトのもと、小説としても画集としても楽しめる人気シリーズだ。(発行:立東舎)本企画展では、明治から昭和初期に発表された物語6作品をセレクトした。
出展作品:萩原朔太郎『猫町』×しきみ/中島敦『山月記』×ねこ助/太宰治『葉桜と魔笛』×紗久楽さわ/小川未明『月夜とめがね』×げみ/泉鏡花『外科室』×ホノジロトヲジ/谷崎潤一郎『秘密』×マツオヒロミ(作品作者名『作品名』×挿絵作者名の順に表記)
 
ホテル雅叙園東京とは
   90年以上の伝統を受け継ぎ、2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られた唯一無二のミュージアムホテル。茶室に見立てた全60室の客室は、80㎡以上のスイートルームで、スチームサウナとジェットバスを完備し、シンプルさと日本の気品ある美しさを兼ね備えている。もてなしの心を継承する日本料理や中国料理、イタリア料理など7つのレストラン、日本美の粋を尽くした和室宴会場をはじめとした23の宴会施設、そして東京都指定有形文化財の「百段階段」を有している。
   また、世界80カ国、520軒を超える独立系の小規模なラグジュアリーホテルだけで構成された「Small Luxury Hotels of the World(SLH)」、および世界的なラグジュアリーツーリズム•コンソーシアム「Serandipians®」に加盟している。
URL:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/
Facebook:https://www.facebook.com/gajoen/
Instagram:https://www.instagram.com/hotelgajoentokyo/
 
新型コロナウイルス感染予防に対する当ホテルの取組み
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/51786
東京都指定有形文化財「百段階段」ご見学のお客様に対する取組み
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100riyou#qa00
レストランをご利用のお客様に対する取組み
LinkIcon https://www.hotelgajoen-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/0601_rest.pdf