2023.11.01(水)

イタリア•トスカーナ州 ブルネッロ•ディ•モンタルチーノの5ブランド
「ジャンニ•ブルネッリ」「レ•キウーゼ」「ピエトローゾ」「サリクッティ」
「タッシ」11月1日から正規代理店として販売開始(アサヒビール)

   エノテカ(株)(本社東京都港区、堀 慎二社長)は、イタリア・トスカーナ州、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(※1)の生産者である「ジャンニ・ブルネッリ」「レ・キウーゼ」「ピエトローゾ」「サリクッティ」「タッシ」の日本における正規代理店契約を締結した。11月1日から5ブランド計17品目の販売を開始する。
 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは20世紀後半から世界的な名声を確立している、トスカーナ州を代表する高級赤ワインだ。トスカーナ州でも唯一サンジョヴェーゼ・グロッソ100%で仕立てられ、近年では区画ごとの味わいを追求する生産者も増えており、品種の個性をしっかりと出しながらも畑ごとのテロワールによって味わいの違いを表現できるのが特長だ。
   同社は優美で複雑な味わいを生み出すブルネッロ・ディ・モンタルチーノの品揃えを強化することで、ワインラヴァーのお客様への選択肢を広げ、より一層豊かなワインライフを提案する。
※1:サンジョヴェーゼ・グロッソ100%の使用が規定されたトスカーナ州唯一のDOCG(イタリアワイン法の最上位に位置する格付け)
■「ジャンニ・ブルネッリ」(計3品目取り扱い開始) 

 「ジャンニ・ブルネッリ」は、1987年創業の小規模ワイナリー。モンタルチーノ市街地の北側に位置する畑、レ・キウーゼ・ディ・ソットと、南東部の標高約500mの高地に位置するポデルノヴォーネという2つの異なるテロワールでブドウを栽培している。モンタルチーノ出身のジャンニ•ブルネッリ氏はこの地に対して強い愛情を持っており、創業時から有機栽培を実践している(認証は未取得)。非常に繊細で丁寧なワイン造りから生まれるワインは、香り高くバランスのとれたストラクチャーを備えている。              
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』
 2つの畑のブドウをブレンドして造られる『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』は、凝縮感と豊かなアロマを備えるバランスに優れた仕上がりで、「ジャンニ・ブルネッリ」の特長を見事に表現している。2016年ヴィンテージはワイン評価誌「ワイン・アドヴォケイト」で100点満点を獲得し、「生命力、エネルギーに溢れた素晴らしいワイン。サンジョヴェーゼに真実を求めるならここで見つかるだろう。この価格でこの品質に勝るものはないだろう」と称賛された。
■「レ・キウーゼ」(計3品目取り扱い開始)

   「レ・キウーゼ」は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを生み出したことで名高い生産者、「ビオンディ・サンティ」(※2)がブルネッロ•ディ•モンタルチーノ•リゼルヴァ用のブドウを栽培していた極上の畑、レ・キウーゼを継承してワイン造りを行うワイナリーだ。
   また「ビオンディ•サンティ」が開発したサンジョヴェーゼ・グロッソのクローン品種「BBS11」を継承し栽培している数少ない生産者でもある。「ビオンディ・サンティ」の時代から5世代に渡り有機栽培を行っており、その偉大な歴史で培われてきたテロワールを表現するため、新樽の使用は5~10%に留めるなどナチュラルなアプローチでワイン造りを行っている。
※2:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親である偉大な生産者 
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ・ディエチアンニ』
 「ビオンディ・サンティ」が開発したクローン品種「BBS11」は、高い酸と力強いタンニンを備えるため、長期熟成に適した高品質なワインを造ることができる。「レ・キウーゼ」のフラッグシップワインである『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ・ディエチアンニ』は、リゼルヴァの規定では熟成期間は6年のところ10年に渡る熟成期間を経てリリースされる。10年の時を経てもなおその味わいは非常に力強く、生命力を感じる仕上がりだ。
■「ピエトロ―ゾ」(計2品目取り扱い開始)

   「ピエトローゾ」は、ドメニコ・ベルニ氏が1978年に創業した家族経営のワイナリー。現在はドメニコ氏のもとで幼いころより畑の手入れからワイン造りまですべてを手伝っていた孫のジャンニ・ピニャッタイ氏が当主を務め、祖父から受け継いだ品質に妥協しない職人的なワイン造りを行っている。モンタルチーノに合計約6haの5つの畑を所有し、それぞれの畑のブドウをブレンドすることで、バランスの取れた高品質なワインを生み出している。
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』
   5つの畑ごとに分けて発酵し、樽での熟成を行った後にブレンドして瓶詰めをする。フレンチオークで6カ月、スラヴォニアンオークで30カ月熟成後、12カ月間の瓶内熟成で仕立てることによるシルキーなタンニンが特長だ。果実の凝縮感とミネラル感を備えた、ピュアなサンジョヴェーゼの魅力を楽しめるワインである。今回入荷した2018年ヴィンテージは、ワイナリー創業40周年記念の特別ラベルだ。
■「サリクッティ」(計3品目取り扱い開始)

   「サリクッティ」は1994年創業の新進気鋭の小規模生産者で、2015年に創業者フランチェスコ・レアンツァ氏が仕立てるワインの品質や畑のポテンシャルの高さに感銘を受けた、ミュンヘンの星付きレストランのオーナーであるアイヒバウアー夫妻がワイナリーを購入した。モンタルチーノで初めてオーガニック認証を取得した生産者の一つで、2022年には所有するすべての畑でビオディナミの認証を取得した。キャラクターが異なる3つの単一畑の個性を緻密に表現した、エレガントでピュアな味わいのワインを仕立てている。
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・テアトロ』
 わずか0.7haという「サリクッティ」が所有する中でも最小の畑、「テアトロ」のブドウから造られるフラッグシップワイン。モンタルチーノ南東部の標高約500mに位置する南向きの畑で、イタリア語で劇場を意味する「テアトロ」は、円形劇場の様な地形に畑が広がっていることに由来する。冷涼な微気候のテロワールで、しなやかさと複雑な余韻を備えた見事なバランスのワインを生み出している。
■「タッシ」(計6品目取り扱い開始)

   「タッシ」はモンタルチーノで養蜂業や食料品店、ワインショップなどの経営を次々と成功させたフランチ家とタッシ家が創業した小規模ワイナリーだ。ビジネスを行う中でモンタルチーノの土地やワイン生産者と深い絆で結ばれ、この地に計り知れない可能性を感じ1999年にワイン造りを始めた。2016年にイタリアの認証機関のオーガニック認証を取得している。
   4つの畑を所有し、冷涼なテロワールを表現した単一畑のワインも生産している。数々の著名な生産者との関わりを持つタッシでは、「デキャンタ」誌の「ワインメーカーが選ぶワインメーカーTOP5」に選出されたアルベルト・アントニーニ氏がコンサルタントを務めている。『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチ・リゼルヴァ2015年』は、ワイン評価サイト「ジェームス・サックリング」にて100点満点を獲得し、その実力を世界に知らしめた。
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチ』
 モンタルチーノ南東部のカステルヌオーヴォ・デッラバーテにある畑、「フランチ・ヴィンヤード」のブドウを使用して造られたワイン。「フランチ・ヴィンヤード」は、標高245mに位置する東南東向きの畑で、1979年に植樹したワイナリーが所有する中で最も古い畑だ。美しく溶け込んだタンニンにシルキーな長い余韻を楽しめる、清らかな味わいの逸品である。
 
【商品概要】

■エノテカ・オンラインの特集ページはこちら
「ジャンニ・ブルネッリ」https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/1004
「レ・キウーゼ」https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/702
「ピエトローゾ」https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/2269
「サリクッティ」https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/2370
「タッシ」https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/2373
※エノテカ(株)はアサヒビール(株)のグループ。