2017.09.25(月

「近江の茶」の選りすぐりの高級茶葉を厳選
「極煎茶・比叡」と「琵琶湖かぶせ」の2品
9月15日の解禁日に一斉発売!(滋賀県)

 滋賀県の一般社団法人滋賀県茶業会議所は、県南部で主に生産されている銘茶「近江の茶」の中でも、高級茶葉を厳選した統一銘柄商品「極煎茶•比叡」と「琵琶湖かぶせ」の2品の本年度生産分を、9月15日(金)の解禁日に発売を開始した。
 統一銘柄商品とは、その年の5月に県内生産者で収穫されたお茶の中から、品質鑑定のプロが集まって審査会を行い、厳選した原料だけを使用して作られる高級茶。今年は平成27年度から旨味を増す熟成期間を置き、販売開始を9月15日と定め、この日を解禁日として県内の茶専門店等で一斉に発売されることにしている。
 今年は春先の低温により一番茶の生育がやや遅れましたが4月以降は順調に生育した。せん茶、かぶせ茶ともに揃いが良く、生葉管理、製造等の技術向上も相まって、夏を越し熟成されてさらに旨味を増し、深い味わいのお茶に仕上がっている。
 

<2017年度統一銘柄商品概要>
●商品概要
1.「極煎茶・比叡」(きわみせんちゃ•ひえい)
 茶葉に最適な気候条件のもとで今年収穫された一番茶の中から、選び抜かれた原料だけで製造された。「比叡」の名に恥じない、高貴な香りと深みのある味わいを持っている。
2.「琵琶湖かぶせ」
 “かぶせ”とは、摘み取り前の新芽に覆いをして光を遮り、渋みを少なく旨みを増した「かぶせ茶」のこと。本県で生産された「かぶせ茶」の中から、選び抜かれた原料だけで製造された。
【販売解禁日】平成29年9月15日
【販売価格】「極煎茶•比叡」60g入り1,080円 「琵琶湖かぶせ」100g入り1,080円(いずれも消費税込みの予定価格)
●審査会、原料と製造法
 県内の茶生産者、茶商業者、日本茶インストラクターなど、品質鑑定のプロ9名で構成する審査会において、外観・水色・香気・滋味の4項目を審査し、原料茶が厳選される。琵琶湖かぶせは4社より7点が、極煎茶比叡は4社より6点が出品された。
 その後、丁寧に仕上げ加工を施し、現在は蔵の中で熟成を待つ。高い香りを持つ新茶は季節の風物詩として重宝されるが、夏を越し熟成されたお茶はさらに旨味を増し、深い味わいとなっている。
 お問合せ先は一般社団法人 滋賀県茶業会議所(甲賀市水口町水口6750)まで(電話0748-63-6960)。
 
〈滋賀県における茶栽培の歴史〉 
 平安初期の西暦805年、伝教大師最澄が唐より茶の種子を持ち帰り、比叡山麓に播いたことが始まりとされ、日本茶業発祥の地ともいわれている。「近江の茶」は比類なき香味のよさが評判で、古くから茶人に広く愛好されおり、その実力は品評会において農林水産大臣賞を受賞するなど高い評価を得ている。
 

 この件に関するお問い合わせ先は滋賀県 農政水産部食のブランド推進課[担当者名]西村まで(電話077-528-3892[Email] gc01@pref.shiga.lg.jp )若しくは農政部農業経営課[担当者名]中井まで(電話077-528-3834 [Email] gc00@pref.shiga.lg.jp )。