2024.06.04(火) |
令和5年度森林•林業白書を本日
公表~今年の特集は「花粉と森
林」!~(林野庁)
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本日「令和5年度森林•林業白書」が閣議決定された。今回の特集は、花粉発生源対策等を取り上げた「花粉と森林」だ。この白書を通じて、我が国の森林•林業に対する国民の関心と理解がより深まることを目指している。
1.「令和5年度森林・林業白書」の概要
森林・林業白書は森林•林業基本法に基づき、政府が毎年作成して国会に提出するもので、森林•林業の動向と政府の施策について記述している。また、事例や写真を豊富に掲載し、関連ホームページの二次元コードも掲載している。
特集では「花粉と森林」をテーマとし、スギ花粉症が顕在化してきた経緯を解説するとともに、伐採•植替えの加速化や木材需要の拡大等によって将来的にスギ林を減らしていくという花粉発生源対策の方向性等について記述している。
「令和5年度森林•林業白書」は以下のURLで御覧になれる(https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/)。


(写真提供:佐藤和成氏)
内容のポイント
令和5年度 森林及び林業の動向
(特集)気候変動に対応した治山対策
スギ等の花粉症が顕在化してきた経緯や、これからの花粉発生源対策及び森林整備の方向性等について記述
(トピックス)
令和5年度における特徴的な動きとして、次の項目等を紹介
-国民一人一人が、森を支える。森林環境税~森林環境税の課税開始と森林環境譲与税の取組状
況~
-合法伐採木材等をさらに広げるクリーンウッド法の改正
-地域一体で取り組む「デジタル林業戦略拠点」がスタート
-G7広島サミットにおいて持続可能な森林経営•木材利用に言及
-令和6年能登半島地震による山地災害等への対応
(第1章)森林の整備•保全
森林経営管理制度の取組事例、J-クレジット制度を活用した森林づくりの拡大、森林における生物多様性の保全等について記述
(第2章)林業と山村(中山間地域)
増加している林業産出額、「新しい林業」の取組等の林業の動向や、山村の活性化の取組等について記述
(第3章)木材需給•利用と木材産業
中高層建築物等での木材利用の拡大、木材産業の競争力強化に向けた取組等について記述
(第4章)国有林野の管理経営
国有林における公益重視の管理経営の状況、森林•林業の再生への貢献、「国民の森林(もり)」としての取組等について記述
(第5章)東日本大震災からの復興
海岸防災林•林地荒廃等の復旧事業、林業•木材産業の復旧状況、放射性物質対策等について記述
令和6年度 森林及び林業施策
令和6年度予算等を基に施策の概要を整理
この件のお問い合わせはお問合せ先林野庁 林政部企画課 (担当)中村、藻川、鈴木、大釜まで(電話03-3502-8111<代表>内線6061 ダイヤルイン03-6744-2219)。