2024.05.13(月)

「そば安定生産技術対策セミナー」を
5月16日、21日にオンライン形式で
開催

   農林水産省は、農研機構等による研究で効果が確認された湿害対策をはじめとするそばの安定多収技術を全国のそば産地に広く普及を図ることを目的に、「そば安定生産技術対策セミナー」を開催する。関心のある方はどなたでも参加いただける。皆さまの参加をお待ちしている。
   そばは湿害等の影響を受けやすいため、年ごとの生産量の変動が大きく、また地域によっては単収が低いことが課題となっている。一方、近年、全国のそばの作付面積は増加傾向にあるが、国産そばと輸入そばの価格差の縮小等を背景に、国産そばの引き合いが強くなっており、実需者からは国産そばの安定生産が求められている。
   このような中、農研機構等ではそば生産における課題を踏まえた研究が行われており、これまでの研究成果として、暗渠排水や畝たて同時播種、開花期の亜リン酸資材散布等が湿害対策技術として有効であることが確認されている。本セミナーは、これらの湿害対策をはじめとする安定多収技術とあわせて、当該技術の現場実装を支援する補助事業を紹介し、全国のそば産地に広く普及を図ることを目的に開催する。
   開催日時は令和6年5月16日(木曜日)及び令和6年5月21日(火曜日)(両日とも13時30分から15時30分まで)。説明内容は両日とも同一のものとなっている。開催形式はオンライン(Microsoft Teams)形式、会議URLは別途メールで連絡する。
   議事次第は、(1)そば安定生産技術対策について「ソバの湿害メカニズムとその対策」宇都宮大学の神山拓也氏(作物学)。「めざせ!そば畑の生産力向上~自らできる畑の土層改良~」道立総合研究機構 中央農業試験場 農業環境部環境保全グループの須田達也氏。「ソバ春まき栽培における亜リン酸液肥の葉面散布による増収効果」農研機構九州沖縄農業研究センター 暖地水田輪作研究領域水田高度利用グループの原貴洋氏。
   続いて(2)持続的畑作生産体制確立緊急支援事業(令和5年度補正予算)について、農林水産省農産局地域作物課課長補佐の菊池一史氏。この後、質疑応答が行われる。
   申込方法は傍聴を希望される方は、以下の参加申込フォームからお申込み下さい。なお、申込みによって得られた個人情報は厳重に管理し、傍聴の可否確認等御本人への連絡を行う場合に限り利用させていただく。

https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/nousan/chiiki/r6_sobaseminar.html
   申込締切は令和6年5月16日(木曜日)の開催分は令和6年5月15日(水曜日)12時まで。令和6年5月21日(火曜日)開催分は令和6年5月17日(金曜日)12時までとなっている。
 
   この件のお問い合わせは農林水産省 農産局地域作物課 (担当)菊池、石川、永井まで(電話03-3502-8111<代表>内線4841  ダイヤルイン03-6744-2115)。