2023.04.14(金)

「第61回全国青年農業者会議」で
長野県の青年農業者の大塚潤也氏
農林水産大臣賞を受賞

  全国の農業青年が活動、研究成果を発表する標記会議において、佐久穂町で野菜の有機栽培に取り組む青年農業者が、園芸•特産作物部門の最高賞となる農林水産大臣賞を受賞された。
    大会名は第61回全国青年農業者会議、開催日は令和5年3月2~3日、会場は東京都江戸川区総合文化センターで行われた。主催は全国農業青年クラブ連絡協議会(山浦昌浩会長))、受賞部門はプロジェクト発表(園芸•特産作物部門)、賞名は農林水産大臣賞。受賞者名は大塚潤也氏(32歳/佐久穂町/佐久ゆうきの会所属)。経営概況は2018年就農、有機野菜栽培、30棟のハウスで自作IoT を活用して管理した。
   大塚さんの発表は発表課題及び内容「IoTと有機トマト栽培」。栽培ハウスが増えることで、ハウス間の移動時間の増加が課題となっていたが、大塚さは自作した低コストのIoTシステムによりハウスの開閉作業や灌水作業をコンピュ ーター制御や遠隔操作にすることで移動時間を減らし、作業を効率化することにより生産規模拡大と品質向上につなげた取り組みを発表した。
   受賞のポイント(審査員コメント)は、時代の流れに乗ったIoTを用いたスマート農業であること等が高く評価された。受賞に伴い農政部長を表敬訪問し、取り組みの成果(公開)を報告する。4月17日(月)13時30分~14時00分、農政部長室で行われる。
   全国青年農業者会議は、青年農業者が農業や農村生活環境の改善等に取り組んだ成果を互いに発表し、農業を取り巻く諸問題について討議•共有するため、全国農業青年クラブ連絡協議会の主催によ昭和27年から実施している。令和4年度は各ブロック(北海道及び地方農政局単位)を勝ち抜いた代表者28名が発表し、5部門で農林水産大臣賞が授与された。県内では令和3年度に続いての受賞となった。
 
   この件のお問い合わせは県農政部 農村振興課 担い手育成係 (課長)荒井一哉 (担当)小浜由彦まで(電話026-232-0111<代表>内線3108  026-235-7243<直通>  FAX026-235-7483  E-mail noson@pref.nagano.lg.jp)。