2023.02.10(金)

令和4でん粉年度の「でん粉の需給見通し」
2,494千トン(対前年度比+3.8%、+92千トン)
見込む(農水省)

   農林水産省は、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、年2回でん粉の需給見通しを作成している。この趣旨は でん粉に関して「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、適切な価格調整を図るため年2回でん粉の需給見通しを作成している。今後の需要量と供給量の見通しを示すことによって、関係者(生産者、製造事業者、実需者)等に役立ててもらうものだ。
今後の需要量の見通し(令和4でん粉年度)のポイント
   令和4でん粉年度の需要量は、近年の需要動向等を総合的に勘案し、2,494千トン(対前年度比+3.8%、+92千トン)と見込んでおり、用途ごとの需要量の見込みは以下のとおりだ。
(1)糖化製品
    糖化製品の需要量は1,675千トン(対前年度比+3.9%、+63千トン)と見込んでいる。
(2)化工でん粉
  化工でん粉の需要量は275千トン(対前年度比+2.2%、+6千トン)と見込んでいる。
(3)その他(製紙用、ビール用、片栗粉用など)
    その他の用途の需要量は544千トン(対前年度比+4.4%、+23千トン)と見込んでいる。
<需要量の見通し>

<供給量の見通し>

<用語、数字の確認>
注1) でん粉年度とは、該当年の10月1日から翌年9月30日までの期間
注2)糖化製品とは異性化糖、ぶどう糖、水あめなど。
注3)化工でん粉とはでん粉に物理的、酵素的又は化学的に化工を加えたでん粉。
注4)ラウンドの関係で計と内訳が一致しない場合がある。
 
(参考)
でん粉の需給見通し
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/denpun.html
 
   この件のお問い合わせは農林水産省 農産局地域作物課 (担当)豊井、高田まで(電話03-3502-8111<代表>内線4841  ダイヤルイン03-6744-2115)