2021.11.26(金) |
令和3年産米の契約•販売状況、民間在庫の推移 事前契約数量及び米穀販売事業者における販売 数量•販売価格の動向<10月末現在>(農水省 |
---|
農林水産省は、令和3年産米の「産地別契約•販売状況(令和3年10月末)」「民間在庫の推移(令和3年10月末)」「事前契約数量(令和3年10月末)」及び「米穀販売事業者における販売数量•販売価格の動向(令和3年10月末)」について取りまとめた。
<背景>
平成30年産からの米政策の見直しにおいては、生産者や集荷業者•団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に応じた米生産ができるよう環境整備を進めることとしており、その一環として、平成26年3月から米の流通に係るよりきめ細かい需給•価格情報、販売進捗•在庫情報等の提供を行っている。
今回、令和3年10月末現在の契約•販売状況、民間在庫の推移、事前契約数量及び米穀販売事業者における販売数量•販売価格の動向について、米の出荷•販売業者、団体等から報告のあった内容を取りまとめ、公表している。
<概要>
契約•販売状況は令和3年10月末現在の全国の集荷数量は200.6万トン(対前年同月比▲2.1万トン)、契約数量は158.2万トン(対前年同月比▲12.0万トン)、販売数量は26.5万トン(対前年同月比+1.9万トン)となっている。
民間在庫の推移は令和3年10月末現在の全国の民間在庫は、出荷•販売段階の計で対前年同月比+5万トンの329万トンとなっている。前月の対前年同月比+24万トンと比べ19万トン減少している。
これは令和3年産米の作付転換により、主食用米等の生産量が701万トンと令和2年産の主食用米等の生産量(723万トン)と比べ22万トン減少している中で、例年よりも生育が早く集荷が前倒しされたことで前月の民間在庫が、一時的に対前年で増加したこと等によるものと考えられる。
事前契約数量は10月末現在の全国の事前契約数量は130.6万トン(対前年同月比▲13.8万トン)となっている。
<米穀販売事業者における販売数量•販売価格の動向>
令和3年10月末現在の米穀販売業者が販売している精米の全体数量•価格の動向を指数化したものである。販売数量は前年同月比97.7%(うち小売事業者向けは前年同月比96.3%、中食•外食事業者等向けは前年同月比99.5%)。また、小売事業者向けの販売価格は前年同月比93.3%、中食•外食事業者等向けの販売価格は前年同月比95.0%となっている(速報値)。
産地や銘柄別の契約•販売状況、民間在庫の推移、事前契約数量及び米穀販売業者における販売数量•販売価格の動向については、添付資料を参照下さい。また、調査対象業者、取りまとめの区分等については、添付資料の脚注を参照下さい。
<公表資料>
本資料及び過去の調査結果は、同省ホームページから御覧になれる。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html
<添付資料>
令和3年産米の産地別契約・販売状況(累計、うるち米、令和3年10月末現在)(速報)(PDF : 296KB)
民間在庫の推移(速報)(PDF : 655KB)
都道府県別事前契約数量(累計、うるち米、令和3年10月末現在)(速報)(PDF : 264KB)
米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(速報)(PDF : 127KB)
この件のお問い合わせ先は農林水産省 農産局企画課 (担当)板倉、角、西川まで(電話03-3502-8111<代表>内線4975 ダイヤルイン03-6738-8973)。