2021.02.26(金)

ムーンショットで実現する2050年の食と農の世界

ムーンショット型農林水産研究開発事業キックオフ

ミーティング(生物系特定産業技術研究支援センター)

   生物系特定産業技術研究支援センターは3月24日(水曜日)、「ムーンショットで実現する2050年の食と農の世界~ムーンショット型農林水産研究開発事業キックオフミーティング~」をオンラインで開催する。
   2050年には世界の世界の人口増加により食料需要が現在に比べ1.7倍になると見込まれている。一方、生産効率のみを重視した従来の方式だけでは地球の自然循環機能が破綻し、立ち行かなくなるおそれがある。そのため食料の増産と地球環境保全を両立するために、生産力の向上だけでなく環境負荷や食品ロス問題を同時に解決していくことが必要だ。
   生物系特定産業技術研究支援センターは、この問題の解決を目標(※)に掲げたムーンショット型農林水産研究開発事業を今年度からスタートした。この事業では、研究開発全体の責任者である千葉一裕プログラムディレクター(PD: 東京農工大学学長) の指揮の下、10名のプロジェクトマネージャー(PM) が各研究開発プロジェクトを統括している。
   2050年の「食」の確保に向けたプロジェクトについて、プロジェクト参加メンバーはもとより、この問題に関心のある皆様と一緒に実現に向かって考える機会となるよう、キックオフミーティングを開催する。
※ムーンショット目標5
   2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ•ムダのない持続的な食料供給産業を創出(総合科学技術•イノベーション会議決定)
   開催日時•場所は令和3年3月24日(水曜日)15時00分~17時00分、オンラインによる開催となる。プログラムでは、開会(15:00)、来賓挨拶(内閣府、農林水産省)、はじめに「ムーンショット目標5の実現に向けて」(15:10)千葉一裕 国立大学法人東京農工大学学長【PD】が行われる。
   パネルディスカッション第1部は「食品ロス・ゼロを目指す食料消費システム」(15:20)。昆虫の食料化•飼料化、3D-AIシェフマシンによるパーソナライズド食品の製造について、プロジェクトの紹介•意見交換を行う。
千葉一裕 国立大学法人東京農工大学学長【PD】
由良敬 国立大学法人お茶の水女子大学基幹研究院教授【PM】
中嶋光敏 国立大学法人筑波大学生命環境系特命教授【PM】
濵田隆徳 野村アグリプランニング&アドバイザリー (NAPA) 取締役【有識者】
菊池隆裕 (株)日経BP総合研究所上席研究員【モデレーター】
   パネルディスカッション第2部は「食料供給の拡大と地球環境保全を両立する食料生産システム」(16:00)。サイバー空間での作物デザイン•強靭化、土壌微生物機能の発揮•解明について、プロジェクトの紹介•意見交換を行う。
千葉一裕 国立大学法人東京農工大学学長【PD】
大澤良 国立大学法人筑波大学生命環境系教授【PM】
竹山春子 学校法人早稲田大学理工学術院教授【PM】
齋藤雅典 国立大学法人東北大学名誉教授【有識者】
菊池隆裕 株式会社日経BP総合研究所上席研究員【モデレーター】
 
   関係機関からの応援のメッセージ (16:40)。
松本浩平オイシックス・ラ・大地(株)取締役/Future Food Fund(株)代表取締役
黒田健介スクラム・ベンチャーズSenior Associate。
   ムーンショット型農林水産研究開発事業に対する期待(16:50)。
室伏きみ子 国立大学法人お茶の水女子大学学長
永田恭介 国立大学法人筑波大学学長
笠原博徳 学校法人早稲田大学副総長
久間和生 国立研究開発法人農業•食品産業技術総合研究機構理事長
   閉会は17:00となる。参加申し込み方法は参加の登録は以下のページから3月22日(月曜日)までにする(https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_L2GuOBnvQhKxaWYGSC7zgg)。
 
   この件のお問い合わせは生物系特定産業技術研究支援センター 新技術開発部戦略的研究開発課まで(電話044-276-8279、メール brain_ms@ml.affrc.go.jp)。