2021.02.19(金) |
令和2年度世界農業遺産への認定申請に係る 承認及び日本農業遺産の認定を行う地域の 決定について(農林水産省) |
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農林水産省は、令和3年1月27日(水曜日)に行った世界農業遺産等専門家会議の評価結果を踏まえ、世界農業遺産への認定申請に係る承認及び日本農業遺産の認定を行う地域について決定した(農林水産業システムの名称が確定したため、2月19日に修正)。
世界農業遺産は、世界において重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を認定する制度であり各国政府(日本の場合は農林水産省)の承認を得て申請され、国連食糧農業機関(FAO)が認定する。
また、日本農業遺産は我が国において将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業を営む地域を認定する制度であり、農林水産大臣が認定する。
この度、農林水産省は1月27日(水曜日)に行った世界農業遺産等専門家会議の評価結果を踏まえ、世界農業遺産の認定申請に係る承認をし、日本農業遺産の認定を行う地域を決定した。
<世界農業遺産への認定申請を承認した地域>
•山形県最上川(もがみがわ)流域
最上川流域の紅花システム~歴史と伝統がつなぐ山形の「最上紅花」~
•埼玉県武蔵野(むさしの)地域
大都市近郊に今も息づく武蔵野の落ち葉堆肥農法
•島根県奥出雲(おくいずも)地域
たたら製鉄が生んだ奥出雲の資源循環型農業
<日本農業遺産の認定を行う地域>
•富山県氷見(ひみ)地域
氷見の持続可能な定置網漁業
•兵庫県丹波篠山(たんばささやま)地域
丹波篠山の黒大豆栽培~ムラが支える優良種子と家族農業~
•兵庫県南あわじ(みなみあわじ)地域
南あわじにおける水稲・たまねぎ・畜産の生産循環システム
•和歌山県高野•花園•清水(こうや•はなぞの•しみず)地域
聖地・ 高野山と有田川上流域を結ぶ持続的農林業システム
•和歌山県有田(ありだ)地域
みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム
•宮崎県日南(にちなん)市
造船材を産出した飫肥(おび)林業と結びつく「日南かつお一本釣り漁業」
•宮崎県田野•清武(たの•きよたけ)地域
宮崎の太陽と風が育む「干し野菜」と露地畑作の高度利用システム
今後の予定では、世界農業遺産への認定申請を承認した地域については、今後FAOへ申請を行い、FAOにおいて審査を受けることとなる。日本農業遺産に認定された地域については、令和3年3月17日(水曜日)に農林水産省講堂で認定証授与式を行う予定。なお、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、開催方法を変更する可能性がある。また、世界農業遺産への認定申請に係る承認及び日本農業遺産の認定に関する次回募集は、令和4年(2022年)早々を予定している。
<添付資料>
添付資料.pdf
この件のお問い合わせは農林水産省農村振興局 農村政策部鳥獣対策•農村環境課農村環境対策室 (担当者)大曲、吉村まで(電話03-3502-8111<内線5621> ダイヤルイン03-6744-0250 FAX
03-3502-7587)。