2019.11.25(月)

南信州の特産品「市田柿」の出荷

11月下旬~1月下旬まで、口の中に

広がる上品な甘さが好評

   南信州ならではの環境が育んだ「市田柿」の季節がやってきた。平成28年に長野県で初めて地理的表示(GI)にも登録された世界基準の逸品だ。白く粉化粧したあめ色の果肉に、もっちりした食感、口の中に広がる上品な甘さが好評だ。出荷期間は11月下旬~1月下旬で、主な産地は下伊那郡、飯田市、上伊那郡の一部だ。

<市田柿の歴史>
   市田柿の栽培の歴史は500年以上といわれ、下伊那郡高森町の市田地域で栽培されていた柿の品種が「市田柿」と名付けられた。商品としての「市田柿」は大正時代にこの柿を使った干柿を出荷したことが始まりだ。

<おいしさの秘密>
   飯田下伊那地方は「伊那谷」と言われ、中央アルプスと南アルプスに挟まれ、その間を天竜川が流れる。収穫期には天竜川から川霧が発生し、その霧が市田柿をゆっくりと干し上げ、独特な食感を生み出すと言われている。
<産地からのひとこと>
   市田柿は地理的表示(GI)に登録されている南信州を代表する特産品です。「市田柿」のブランド化に 向け、産地が一丸となって取り組んでいます。今年も自然の恵み豊かなおいしい「市田柿」をお届けします。ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維が豊富な食品としても注目を集めています。
※地理的表示(GI):品質等の特性が産地と結びついている農産物等の名称として、表示することを国が認めたもの
   販売所に関するお問い合わせは、およりてふぁーむ農産物直売所(電話0265-56-2822  住所飯田市鼎東鼎281(JAみどりの広場内)  ホームページhttps://www.ja-mis.iijan.or.jp/directsales/store.php)。産地に関するお問い合わせは、みなみ信州農業協同組合(電話0265-34-2010  FAX0265-35-9636)、下伊那園芸農業協同組合(電話0265-22-2000  FAX0265-53-3045)。
 
   この件のお問い合わせは南信州地域振興局 農政課農業振興係 (課長)神通川洋一 (担当)下岡武文
(電話0265-53-0414<直通> FAX0265-53-1629 E-mail minamichi-nosei@pref.nagano.lg.jp)