「市田柿」の出荷が始まる!
14.11.26(水)
「市田柿」は徹底した衛生管理により生産された品質の高い干し柿である。白い粉をまとったあめ色の果肉と、とろける食感、口に広がる上品な甘さは逸品だ。市田柿の主な産地は下伊那、上伊那地域、出荷期間は11月下旬~2月中旬となる。入手先は下伊那地域の農産物直売所や青果店等で求めることができる。
長野県は干し柿の出荷が日本一で、全国シェアは4割以上を占める。中でも下伊那郡高森町市田地区を発祥の地とする「市田柿」は、信州を代表する特産品の一つである。
平成23年の干し柿出荷量(特産果樹生産動態等調査)によれば、全国シェア1位は長野県で出荷量1,755㌧(44.2%)、2位は山梨県で出荷量720㌧(18.1%)、3位は和歌山県で出荷量431㌧(10.8%)となっている。
産地の下伊那園芸農業協同組合では「市田柿はJAみなみ信州と下伊那園芸農協の協同出願により、県下で初めて地域団体商標を取得した商品です。今年も自然の恵みでおいしい干し柿が出来ました。食物繊維が豊富で、ビタミン、ポリフェノールも多く含んでおり、健康食品としても注目されています。全国で親しまれている冬の味覚、上品な甘さの「市田柿」をぜひお召し上がりください」と話している。
参考までに「地域団体商標」とは、地域の特産品を他の地域のものと差別化を図り、地域ブランドの育成を進めるため、一定の要件を満たした場合、地域名と商品名からなる商標の登録を可能にする制度である。
産地の問い合わせ先は下伊那園芸農業協同組合 担当:井坪裕之、都筑義剛まで(電話0265-52-6644 FAX0265-52-6960)。