10月下旬~1月下旬に出荷

14.10.16(木)

 県オリジナル品種「シナノゴールド」は、甘みと酸味のバランスが良く、パリッとした食感と日持ちの良さが特徴の黄色いりんごである。主な産地は長野、松本、北信地域など県下全域。出荷期間は10月下旬~1月下旬、入手先は県内の青果店、農産物直売所等で求めることが出来る。
 果皮が黄色の「シナノゴールド」は県果樹試験場が育成した品種。国外でも評価が高く、平成26年度からイタリアで商業栽培が開始されており、世界が注目する期待の品種だ。

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 県園芸畜産課調べによると、平成23年の県内の生産状況は結果樹面積(果実が収穫できる面積)が186㌶、収穫量は4,087㌧。平成24年206㌶5,150㌧、平成25年217㌶4,700㌧となっている。
 産地からひとこと。共和園芸農業協同組合(長野市)は「お待たせ致しました。程よく黄色に色づいたシナノゴールドの出荷が10月下旬から始まります。当組合では日持ちの良さを生かし、冷蔵保存して品質管理をしながら1月いっぱい出荷しています。「共和」のシナノゴールドをお召し上がりください」と話している。
☆イベント情報 <第42回ふじ祭り>日時:11月29日(土)、30日(日) 9:00~16:00 場所:共和園協共選所(長野市篠ノ井岡田 1157-5)。産地の問い合わせ先は共和園芸農業協同組合 生産部•販売部•直売所 担当:轟仁吉、福井一好まで(電話026-292-1277 026-292-1300〈直売所〉 FAX026-292-0184)。
mail-new.png an-kyowa@grn.janis.or.jp

〈果樹試験場「りんご」研究〉
 赤いりんごと比べて、果実の色で収穫時期を判断しにくい黄色いりんご。試験場では品質の揃った、美味しい果実を収穫するため、果皮の黄色さと成熟程度の関係を研究し、収穫適期の目安となる「シナノゴールド」専用のカラーチャート(色見本)を作成した。標高500m以下の園では、日当たりの良い部分の色が「3」程度、500〜700mの園では「3」〜「4」の中間が美味しい果実を収穫できる目安である。

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 お問い合わせ先は県農政部園芸畜産課 果樹•花き係(課長)本井治 (企画幹)西原光男 (担当)渡邊奈央まで(電話026-235-7227〈直通)〉026-232-0111〈代表〉内線3093 FAX026-235-7481)。

mail-new.png enchiku@pref.nagano.lg.jp