主な産地は佐久地域、長野地域、松本地域等
14.09.19(金)
「つがる」に続き「シナノドルチェ」の出荷が9月中旬から始まっている。果汁が多く、甘味と酸味のバランスが整ったおいしいりんごだ。主な産地は佐久地域、長野地域、松本地域、北信地域で、出荷予定期間は9月中旬~10月上旬、入手先は県内の青果店、農産物直売所等で求めることができる。
「シナノドルチェ」は県果樹試験場が「ゴールデンデリシャ ス」に「千秋」を交配し、育成した品種である。ドルチェ(dolce)はイタリア語で「デザートなど甘いもの」のことで、ここから「シナノドルチェ」という名がつけられた。「つがる」に続いて出荷できる品種として長野県の主要 品種に位置づけられている。県園芸畜産課調べによると、生産状況は平成23年の結果樹面積(果実を収穫できる面積)は20㌶、収穫量は340㌧、平成24年は24㌶698㌧、平成25年27㌶582㌧であった。
産地のJA佐久浅間では若手が一押し品種と話している。「JA佐久浅間の若手りんご生産者が、今後最も栽培面積を増やしたいと考えている品種がシナノドルチェです。味に加え香りも良く、理想 の品種として位置づけられています。標高700m前後で栽培されたシナノドルチェに、若手生産者とベテラン生産者、双方の夢を乗せて生産拡大を図っていきます」。
産地の問い合わせ先はJA佐久浅間 営農指導部 野菜園芸課 担当大工原嘉幸まで(電話026-253-2224 FAX026-253-8220 URL http://www.ja.sakeasama.iijan.or.jp/)。
県果樹試験場「りんご」研究。県オリジナルの新品種を皆様に味わっていただくためには、新品種の生産量をできるだけ早く増やすことが必要。県果樹試験場では植え付けの翌年から果実が収穫できる 「新わい化栽培技術」を開発した。この栽培方法により 早くから美味しい果実をたくさん収穫することが可能になり、生産拡大に役立っている。
☆ 「おいしい信州ふーど(風土)」の情報は、こちらをご覧ください。
「シナノドルチェ」の新わい化栽培 http://www.oishii-shinshu.net/
☆ 園芸作物・畜産物・水産物の産地情報は「信州の産地“先採り”ネット」をご覧ください。 http://www.pref.nagano.lg.jp/enchiku/mobile/sakitori/sakidori-top.html