9月上旬から10月下旬にかけて
14.08.29(金)
長野県が生産量全国一位を誇る「巨峰」。長野県のぶどう栽培面積の約60%を占める品種で、9月に入ると、露地で栽培されている巨峰の出荷が本格化する。
巨峰の主な産地は上小地域、長野地域、北信地域。出荷予定期間は9月初旬~10月下旬、入手先は県内の青果店、農産物直売所等で販売している。
「巨峰」は他の品種に比べ果粒が大きく、たっぷりの果汁と 強い甘みがあることから、“ぶどうの王様”と呼ばれている。恵まれた立地条件と安定した需要に支えられ、長野県は品質、量とも全国一の産地となっている。
平成23年の特産果樹生産動態等調査によると、長野県の収穫量は全国1位1,566トン(全国シェアの29.2%)、2位が山梨県1,294トン(24.2%)、3位が福岡県561トン(10.4%)となっている。
産地のJA信州うえだでは「晴天率がとても高く、全国有数の少雨地帯で、昼夜の温度差が大きい上小地域で栽培される巨峰は、黒いツヤを持ち、糖度が高く、コクがあります。そして、生産者の手間と愛情がさらにおいしい果実を育てます。是非ご賞味ください」と述べている。
産地の問い合わせ先はJA信州うえだ園芸販売課•地産地消課 担当者香山崇弘、金井清太郎まで(電話0268-23-4084、FAX0268-23-5242 URL http://www.ja-shinsyuueda.iijan.or.jp/)。
果樹試験場の「巨峰」研究。ぶどうといえば「巨峰」を思い浮かべるほど「巨峰」 は、国内で最も生産量の多い品種だが、栽培され始めた頃は実どまり(着果の程度)が悪く、栽培する農家が限られていた。このため県試験場では、実どまりの良い栽培管理方法に関する研究を進めて来た。写真は開花前の「房切り」作業の様子。房の形を整え、品質、美味しさを高めるために欠かせない作業だ。
問い合わせ先は上小地方事務所農政課 農業振興係 (課長)森山隆弘 (担当)片桐拓登まで(電話 0268-25-7126〈直通〉0268-23-1260〈代表〉内線2438、FAX0268-27-2136)。
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