「内鎌ゆうがお」を8月に加工•出荷
14.08.11(月)
北安曇郡池田町会染の内鎌地区で、地域の風土と食文化の中で受け継がれてきた信州の伝統野菜「内鎌ゆうがお」を加工した「内鎌かんぴょう」が出荷•販売される。出荷期間は主に8月(かんぴょうに加工し出荷)。
高瀬川沿いの砂質土で栽培した「内鎌ゆうがお(夕顔)」は、干ぴょうの品質が良いことで昔から知られている。30cm~40cmの大きさの若い夕顔の実を収穫し、すべて手づくりで加工する「内鎌かんぴょう」は「信州の伝統野菜」加工品の認定を受けた地域自慢の一品だ。
内鎌(ないがま)地区の産地では「内鎌かんぴょうは江戸時代から続いたものです。このかんぴょうづくりは昭和初期まで盛んに行われていましたが、農家の高齢化や洋食の普及などにより次第に減少してしまいました。しかし「かんぴょう作りの伝統を残したい」と、3年前に有志による「内鎌のかんぴょうを守る会」が発足し、地域の長老に指導を仰ぎ、昔ながらの手びきと自然乾燥の技を受け継いでいます。
手びきされた「内鎌かんぴょう」は、市販の機械びきのものとは違い、巾が広く薄いため味がしみ込みやすく、食感も良いと好評です」と説明してくれる。
この問い合わせ先は「内鎌のかんぴょうを守る会」担当者 太田 洋介(会長)まで(電話0261-62-4607)。