プルーンの出荷が始まる!
14.07.24(木)
全国一の収穫量を誇る長野県産の“プルーン”の出荷が始まる。早生種の「アーリーリバー」から始まり「くらしまプルーン」「スタンレイ」「サンプルーン」など、10月上旬までバラエティに富んだ品種が登場する。
主な産地は佐久地域、長野地域、出荷予定期間は7月下旬~10月上旬である。プルーンはヨーロッパスモモの一種「ドメスチカスモモ」が一般に「プルーン」と呼ばれている。原産地はアジア西部といわれ、日本には明治初期に欧米から導入された。近年は健康食品として人気な果物だ。
平成23年の農林水産省統計によると、1位は長野県で収穫量1,915㌧(全国シェア66.2%)、2位は北海道729㌧(25.2%)、3位は山形県106㌧(3.6%)となっている。
産地からひとこと。JA佐久浅間では「佐久は日本で最初にプルーンの産地化が行われた地域で、全国でも有数の生産量を誇ります。降雨が少なく、豊富な日照量と昼夜の気温差が大きい気象条件により、果肉が緻密で、甘く、美味しい果実が生産されています。ビタミン、ミネラル、鉄分、食物繊維が豊富に含まれていて、丸ごと食べるのが一番のお勧めです。またジャムにしても美味しくいただけます。20品種以上が栽培されていますので、7月下旬から10月上旬まで様々な品種をご賞味いただけます。是非食べ比べてみてください。きっと忘れられないプルーンに出会えると思います」。
また、県果樹試験場の“プルーン”研究では「8月下旬に収穫できる紅紫色の「サマーキュート」と、9月下旬に収穫できる青紫色の「オータムキュート」を開発しました。それぞれ、甘く、果汁が多いのが特徴です。この品種の登場により高品質なプルーンをリレー出荷できるようになりました。現在は、“甘い”プルーンの品種育成を継続するとともに、「オータムキュート」などの新品種について、苗木を植えてから初収穫までの期間を短縮する技術を開発しています」。
産地の問い合わせ先はJA佐久浅間野菜園芸課 担当高山修浩、大工原嘉幸まで
(電話0267-68-9412、Fax0267-68-9416)。
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