7月からスタート、終了後にアワード開催

14.07.07(月)

 健康総合企業を標榜する(株)タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、谷田千里社長)と(株)コーセー(東京都中央区日本橋3-6-2、小林一俊社長)は、農林水産省が推進する官民連携の「農業女子プロジェクト」の一環として、日々農業現場で活躍する農業女子の健康管理を支援する「農業女子ブリリアントボディー化計画」を7月13日よりスタートさせる。

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 この計画はタニタが全社を挙げて実施している通信機能を備えた健康計測機器とウェブとを連動させて継続的な健康管理に取り組んでいる健康プログラムを、農業女子向けにアレンジした取り組み。期間は3カ月間。期間中のモチベーション向上を図るため、終了後の11月5日に、優秀者を表彰するビューティーアワードを都内で開催する。
 なお、今回の取り組みは関東地区を中心に実施するが、今後は地域ごとの取り組みも実施し、農業女子の健康管理をサポートしていきたいと考えている。
 農林水産省では2013年に、女性農業者と企業との協業による新たな商品やサービス、情報を社会に広く発信していく目的で農業女子プロジェクトを開始。現在12件のプロジェクトが進行している。タニタは今後、日本の農業を支えるであろう女性農業者の考え方に賛同。昨年12月にこのプロジェクトへの参画を決め、すでに参画しているコーセーと連携して「健康と美」という側面から具体的な取り組みの内容を検討して来た。

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 7月よりスタートする「農業女子ブリリアントボディー化計画」は、その第1弾となる。女性農業者の健康をめぐる事情をみると、日本の風土と一体化した健康的な体であったり、体を動かすことによる心身の健康が体現できたりするといった半面、仕事優先の食生活による栄養バランスの欠如、肉体労働の蓄積による体へのダメージといった問題があった。
 この計画では「健康と美」をテーマに、3カ月間で適度な脂肪・適切な筋肉のバランスの取れたブリリアントボディー目指すプログラムを実践していく。参加する女性農業者は21人で、30歳代中心となる。これを8つのグループに分け、通信機能を備えた体組成計を貸与し、週1回計測してデータをアップロードして貰う。
 このデータに基づきタニタの管理栄養士から食事や運動などのアドバイスをフィードバックする。日頃の活動管理には1日の総消費エネルギーが分かる活動量計を全員に配布し、摂取と消費のバランスを見ながら健康づくりに取り組んで貰う。また、コーセーからは屋外作業時におけるスキンケアやヘアケアセミナーを実施して貰う。
 一連のプログラム終了後には、優秀者を表彰するアワードを都内で開催する。本アワードでは表彰するだけでなく、コーセーに所属するプロのメイクアップアーティスト、スタイリストらが健康的な体をより輝かせるイベントも実施する。両社では本アワードを関東地区だけではなく、全国各地で展開することも検討しており、さまざまな側面から女性農業者のサポートに取り組んでいく考えである。