作付面積は全国1位、生産量は2位
14.06.04(水)
ズッキーニはきゅうりのような細長い形が特徴的であるが、実はカボチャの仲間だ。6~10月にかけて長野県産のズッキーニが全国に届けられる。栽培面積106㌶は全国1位、収穫量1,257㌧は全国2位(平成22年産農林水産省地域野菜生産状況調査)。
宮崎県は収穫量1位(1,459㌧)、栽培面積は82㌶である。長野県のズッキーニは初夏から秋にかけて出荷され、スーパー等の店頭に並ぶズッキーニは長野県産が主流となる。
北佐久の産地からひとこと。「出荷期間は6月上旬~10月下旬まで続きます。イタリア語で「小さいかぼちゃ」を意味するズッキーニ。クセがないため、さまざまな料理に使われ日本でも馴染みの食材となっています。佐久市を中心に栽培され、手軽に取り組める事から新規栽培者が年々増えています。長期出荷できるよう植え付け時期を分散させ、良品を安定して届けていることから、市場で高い評価を得ています。旬のズッキーニを是非ご賞味ください」と話している。
ズッキーニひと口メモ<県試験場のズッキーニ栽培研究>。ズッキーニの主な品種は緑色の「ゼルダネロ」や黄色の「オーラム」などがあり、病気に対する強さに違いがある。野菜花き試験場では、各地域で問題となっている病気の種類と品種毎の発生状況を明らかにした。その結果をもとに、品質の安定したズッキーニの長期出荷に向けて、生産者団体に病気の発生が少ない品種について情報提供している。