「何々県産の鶏肉•鶏卵を使用しておりません」は不適切表現

14.04.18(金)

農林水産省は、熊本県下の肉用鶏飼養農家で飼養されている鶏について、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認したと発表(4月13日)した。農林水産省ではすでに「特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、感染拡大防止のための防疫措置の実施に着手している。
鳥インフルエンザが発生した場合、当該農場の飼養家きんの殺処分及び焼埋却、移動制限区域の設定等の必要な防疫措置が実施しているで、ウィルス汚染した鶏肉•鶏卵が市場に出回ることはないとしている。
農水省の発表を受けて、一般社団法人日本フードサービス協会でも「元々鶏肉や鶏卵を食べることによって、人が鳥インフルエンザに感染することはない。ウィルスは適切な加熱によって容易に死滅します。鶏肉や鶏卵を食材として使用しているメニューや商品に対して、お客様からの問い合わせなどがあった場合には、鶏肉や卵を食べても鳥インフルエンザに感染することはないことを説明して、不安が広がらないようにして欲しい」と呼び掛けている。
また「○○県産の鶏肉・鶏卵を使用しておりません」といった不適切な表現がなされることのないように働き掛けている。
なお、食品安全委員会の
LinkIcon「鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方」参照になるとJFでは話している。