2月14日からの大雪による農業関係の被害概況

 県農政部は2月14日から16日にかけての大雪により、県下全域でパイプハウス等の生産施設や農作物に被害が発生している。被害地域は県下全域で、主な被害の内容は雪の重みによるパイプハウスの倒壊などだ。
 農業生産施設の被害棟数(2月21日15:00までに市町村が把握している数)は別紙のとおり。県の対応は、詳細な被害状況について今後も調査を継続し取りまとめる予定。 技術対策は農業団体と連携して農業改良普及センター、家畜保健衛生所(畜産関係)が農作物・果樹の管理、家畜の管理(生乳を含む)に係る技術指導、農家からの相談への対応を実施している(現在の相談件数90件)。
 技術対策は「大雪によるハウス倒壊等に伴う農作物等の栽培管理について(第1報)」の発出 (平成26年2月16日)、「大雪によるハウス倒壊等に伴う農作物・家畜の栽培・飼育管理について(第2報)」の発出 (平成26年2月20日)、「平成26年2月の豪雪に係る被害農業者相談窓口」の設置(平成26年2月18 日)。
 2月14日~16日の降雪による農業被害の概況速報は、2月21日時点で報告のあった64市町村の被害の概況をとりまとめたものである。
 2月14日から16日にかけての降雪により、県内の広い範囲で農業被害が発生。主な被害は農業用パイプハウスの倒壊、損壊などとなっている。その他にハウス内の野菜、花き、果樹の作物被害や、畜産施設(鶏舎等)の倒壊、損壊の被害が発生している。
 また、道路の積雪により酪農家からの生乳の収集が困難となり、佐久地域などを中心に一部で生乳の廃棄が発生したが、交通状況の改善により20日以降、平常通り集乳が行われている。18日に設置した「平成26年2月の豪雪に係る被害農業者相談窓口」への相談件数は90件となっている。

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