信州の美しく豊かな農村景観を発信!
「ふるさと風景育成の集い」を開催
美しい農村風景を地域資源として捉え、その魅力を高め・発信するため、「ふるさと風景育成の集い」を2013年12月21日に伊那市で開催しました。
基調講演では、東京農業大学名誉教授・元学長の進士五十八(しんじ いそや)氏が、山並みや河川など「地形が生み出す変化に富んだ風景」、農業や伝統文化など「生産や生活の営みがつくり出す風景」、「食べられるものが見える風景(エディブル ランドスケープ)」など信州の農村風景の魅力について語って頂いた。その上で進士さんは、「単に自然の美しさだけでなく、住民の営みに守られた風景にこそ魅力があり、観光客など人々を集めることができる。生物・生活・景観の三つの多様性を保っていくことが重要」と集まった約700人の参加者に訴えていた。
また、進士氏をコーディネーターに行ったパネルディスカッションには、伊那食品工業(株)代表取締役会長の塚越寛氏、グラフィックデザイナー・画家の原田泰治氏、アートディレクター・エッセイストの結城昌子さんと本「集い」で上伊那地域の景観づくりについての事例発表をいただいた信州伊那アルプス街道推進協議会代表の山口通之氏に参加して頂き、信州の農村風景を守り、発信していくことの大切さについてディスカッションして頂いた。
〈ほっとフォト信州 平成25年12月より〉