長楽館(京都市指定有形文化財)にてホテル•レストラン•カフェを経営する(株)長楽館は、円山公園の祇園枝垂桜保全のため、4月21日(金)に「夜桜プライベートディナー」の売上げの一部10万5千円を京都市建設局南部みどり管理事務所に寄付した。
   同プランは円山公園に隣接する長楽館(村井吉兵衛京都別邸)内のフレンチレストランLE CHENEにて3月26日(日)～4月5日(水)に提供された、円山公園の夜桜を眺めながらディナーを味わっていただく特別プランだ。円山公園の美しい景観が保全されこの先も長く楽しまれる一助になればと寄付を目的に企画した。
   明治の洋館でホテル•レストラン•カフェ等を経営する(株)長楽館(京都市東山区円山町、吉田重人総支配人)は、4月21日(金)、円山公園の祇園枝垂桜の保全のためレストラン売上げの一部を京都市へ寄付した。
   「長楽館」(京都市指定有形文化財)は、煙草王と呼ばれた明治時代の実業家 村井吉兵衛の別邸として1909年に建てられた京都のモダン建築の一つだ。迎賓館として使用されていた往時の洋館の造りをそのままに、現在はカフェ・レストラン・スイーツブティック・バー、そして隣接する新館に全6室の客室を設けたラグジュアリーホテルとして営業している。
   円山公園に隣接する、長楽館内のレストラン長楽館FRENCH LE CHENEでは、3月26日(日)～4月5日(水)の期間、円山公園の祇園枝垂桜に面した1室を貸切りでフレンチコースを楽しむ1日1組限定のディナープラン「夜桜プライベートディナー」を販売した。同プランは地元京都•円山公園の景観保全を目的としたディナープランで、(株)長楽館は同プランの売上げの一部10万5千円を祇園枝垂桜保全のため京都市建設局南部みどり管理事務所へ寄付した。「同プランをご利用、そしてご協力いただきましたお客様へ心より御礼申し上げます」と話している。

■寄付の背景
   円山公園は明治19年に開園した京都市内で最も古い公園だ。その公園の中央には「祇園の夜桜」として有名な祇園枝垂桜が毎年美しい花を咲かせている。初代の桜は昭和22年に枯死したが、現在は初代の種子から育てられた二代目の桜が植えられている。
   長楽館は明治42年に村井吉兵衛により、円山公園に隣接した祇園の土地に建てられた。京都出身の実業家 村井吉兵衛がこの洋館の竣工当時に残したアルバム帳(京都円山長楽館:村井別邸)には「丸山公園ヨリノ遠景」や「館内ヨリ丸山ヲ望ム」という円山公園を映した写真が残されており、別邸の地としてこの地が選ばれた理由には、同公園の景観が大きく関わっていたことが読み取れる。
   (株)長楽館では、竣工時から長楽館と共にあった円山公園の美しい景観を知って楽しんでいただきたいという思いと、これからもこの景観が保全され、長く楽しんでいただける一助になればという思いから、寄付を目的に本プランの販売を企画した。

■プラン提案者 長楽館FRENCH LE CHENEシェフ橋本和樹コメント

   「京都市への寄付を前提とした同プランを考案した背景としては、ただ寄付をするというだけでなく、この長楽館の恵まれた立地からの円山公園の夜桜をお楽しみいただくことで、我々長楽館のスタッフだけでなくご利用されたお客様にも、この美しい景観を末永く残すべきものとして改めて意識いただけたらという思いもありました。実際にお客様からは、『円山公園の桜が有名であることは知っていたけれど、こんなに美しい景色が見られるとは思わなかった』等と嬉しいご感想をたくさんいただいております。
　この場を借りて夜桜プライベートディナーへご来館いただきましたことに心より感謝申し上げます。この度収益の一部を寄付させていただき、枝垂桜の保全に役立てていただけることとなりましたので、来年以降もきっと美しい円山公園をお楽しみいただけると思います。本当にありがとうございました。この度の祇園枝垂桜保全のための寄付金を保全活動に活用いただくと共に、長楽館では今後も京都の環境保全の取り組みを実施していきます。
■会社概要

商号：(株)長楽館
所在地：〒605-0071 京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604
設立：1954年9月
事業内容：宿泊施設、レストラン、カフェ及び結婚式•宴会場の運営
長楽館公式ホームページ： https://www.chourakukan.co.jp/
公式Facebook： https://www.facebook.com/chourakukan/
公式Instagram： https://www.instagram.com/chourakukan/
公式Twitter： https://twitter.com/chourakukan
＊上記の内容は発表時のもの。諸般の事情により変更される場合がある。