2022.10.15(土) |
茶聖 千利休 生誕500年!全国旅行支援で今秋訪れるべき「大徳寺」にある利休
ゆかりの地を紹介、1ヶ月で4,500人以上が拝観する国宝の障壁画や千利休作庭
の紅葉の穴場、非公開の茶室まで通常非公開のゆかりの地が今秋特別公開に
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(株)京都春秋(本社京都市中京区、市川 豊代表取締役)は、京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院 大徳寺の本山と塔頭寺院数カ所の特別公開に関する企画•運営を担当している。
【国宝】聚光院本堂障壁画 狩野永徳筆『花鳥図』
大徳寺は織田信長や豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの地で、その戦国武将に仕えた茶聖 千利休や日本美術史上の重要人物の一人、狩野永徳を代表とする狩野派などが活躍した当時の文化の最先端であり、後世の日本文化に多大な影響を与えた場所だ。今年2022年は千利休の生誕500年という節目。大徳寺には利休が活躍し晩年を過ごしたゆかりの地や、利休作庭の方丈庭園、そして利休の最期、豊臣秀吉の逆鱗に触れ切腹の一因となった場所まで重要文化財が多く残る。
10月11日から全国旅行支援の開始に伴い、多くの観光客が京都に旅行に来ることが予想される。ディープな京都を体験する今秋訪れるべき利休ゆかりの数々の名所を一挙に紹介する。
【国宝】聚光院本堂障壁画 狩野永徳筆『花鳥図』
大徳寺は織田信長や豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの地で、その戦国武将に仕えた茶聖 千利休や日本美術史上の重要人物の一人、狩野永徳を代表とする狩野派などが活躍した当時の文化の最先端であり、後世の日本文化に多大な影響を与えた場所だ。今年2022年は千利休の生誕500年という節目。大徳寺には利休が活躍し晩年を過ごしたゆかりの地や、利休作庭の方丈庭園、そして利休の最期、豊臣秀吉の逆鱗に触れ切腹の一因となった場所まで重要文化財が多く残る。
10月11日から全国旅行支援の開始に伴い、多くの観光客が京都に旅行に来ることが予想される。ディープな京都を体験する今秋訪れるべき利休ゆかりの数々の名所を一挙に紹介する。
- ■千利休の菩提寺「大徳寺 聚光院」が特別公開中! 1ヶ月で4,500人以上が拝観!天才絵師 狩野永徳とその父•松栄筆【国宝】本堂障壁画も!
- ■千利休の切腹の一因となった場所…通常非公開の金毛閣が拝観できる特別企画。
- ■千利休はマルチクリエイターだった!作庭家の才能が垣間見れる「大徳寺 黄梅院」特別公開中!
- ■千利休ゆかりの地で時代に思いを馳せ一服できる侘び茶体験
<千利休(1522~1591)>
茶道三千家の祖であり侘び茶の大成者として、日本文化に多大な影響を与えた茶聖 千利休(1522~1591)。堺の商家に生まれ、10代で茶の湯を学ぶと瞬く間に才能を開花させ、23歳という若さで茶会を開いたと記録が残る。のちに戦国武将 織田信長や豊臣秀吉の茶頭として仕え、茶の湯文化を京都で発展させる。また、茶の世界だけに留まらず、建築や作庭など様々な分野で類い稀な才能を発揮した。
大徳寺 黄梅院
■【国宝】狩野永徳・松栄筆 本堂障壁画が5年半ぶりに“里帰り”し特別公開中!
前回10万人を魅了した日本美術の至宝を公開開始から1ヶ月で既に4,500人以上が拝観!
千利休の菩提寺 大徳寺「聚光院」
公開期間:2022年9月3日(土)~2023年3月26日(日)
現在特別公開中の大徳寺「聚光院」は千利休の菩提寺(墓があり、葬礼•仏事を営む寺)である。また利休の流れを汲む茶道三千家(表千家•裏千家•武者小路千家)歴代の墓所でもあり、茶道を嗜む方にとって特別な場所だ。聚光院と茶道三千家の関わりを最も如実に伝える「閑隠席」「枡床席」(共に重要文化財)の二つのお茶室も特別公開中。また千利休が作庭したと伝わる方丈庭園「百積の庭」も拝観することができる。
9月3日(土)の特別公開開始から1ヶ月が経ち、拝観予約数は現時点で約一万件を超え、1ヶ月で4,500人以上の拝観者が全国から集まり大変盛況している。
今回の特別公開では、桃山時代の天才絵師、狩野永徳(狩野派4代目)とその父・松栄(狩野派3代目)によって描かれた国宝・聚光院本堂障壁画全46面が京都国立博物館から”里帰り”し、一般公開されている。2016年に聚光院本堂障壁画が聚光院に里帰りし特別公開された際は、全国から約10万人が国宝を拝観するために集まった。永徳が手掛けた作品は兵火•破却に遭い現存するものは少なく、このスケールで残るものは聚光院本堂のみだ。1979年に『モナリザ』が来日し展示されたが、その際に答礼としてフランスで展示されたのが永徳の『花鳥図』でした。まさに日本美術を代表する傑作だ。
<特別公開概要>
公開期間:2022年9月3日(土)~2023年3月26日(日)10:00-16:00(最終受付)
拝観料:大人2,000円、中高生1 ,000円(小学生以下拝観不可)
*予約優先(京都春秋HPもしくは電話受付にて)https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-jukoin/
特別公開場所【国宝】狩野永徳・松栄筆 本堂障壁画
【重要⽂化財】本堂、茶室「閑隠席」「枡床席」
【名勝】⽅丈庭園「百積の庭」書院(千住博筆障壁画『滝』)
【重要文化財】茶道三千家の関わりを持つ「閑隠席」「枡床席」の二つのお茶室
聚光院と茶道三千家の関わりを最も如実に伝えるのが、共に重要文化財である「閑隠席」と「枡床席」の二つのお茶室だ。閑隠席は千利休150回忌の際に表千家7代如心斎の寄進によって建てられたもので、ここで朝茶が開かれたことが記録にも残っている。利休の精神を汲み、明かりが極度に制限され簡素で緊張感のある設えが特徴。3畳と狭く床柱は真っ直ぐな赤松皮付が使用されている。対して閑隠席と水屋を隔てて隣り合う枡床席は4畳半とやや広くその半畳は踏込み式の床の間となっている。床柱には曲線の赤松が使用され、天井もやや高く開放的で柔らかい空間に設計されている。
【重要文化財】閑隠席
【重要文化財】枡床席
【名勝】⽅丈庭園「百積の庭」
狩野永徳の下絵を元に利休が作庭したと伝わる方丈庭園「百積の庭(ひゃくせきのにわ)」。庭園西側には千利休が植えたと伝わる沙羅の木(現在4代目)がある。
【名勝】⽅丈庭園「百積の庭」
茶道三千家の祖であり侘び茶の大成者として、日本文化に多大な影響を与えた茶聖 千利休(1522~1591)。堺の商家に生まれ、10代で茶の湯を学ぶと瞬く間に才能を開花させ、23歳という若さで茶会を開いたと記録が残る。のちに戦国武将 織田信長や豊臣秀吉の茶頭として仕え、茶の湯文化を京都で発展させる。また、茶の世界だけに留まらず、建築や作庭など様々な分野で類い稀な才能を発揮した。
大徳寺 黄梅院
■【国宝】狩野永徳・松栄筆 本堂障壁画が5年半ぶりに“里帰り”し特別公開中!
前回10万人を魅了した日本美術の至宝を公開開始から1ヶ月で既に4,500人以上が拝観!
千利休の菩提寺 大徳寺「聚光院」
公開期間:2022年9月3日(土)~2023年3月26日(日)
現在特別公開中の大徳寺「聚光院」は千利休の菩提寺(墓があり、葬礼•仏事を営む寺)である。また利休の流れを汲む茶道三千家(表千家•裏千家•武者小路千家)歴代の墓所でもあり、茶道を嗜む方にとって特別な場所だ。聚光院と茶道三千家の関わりを最も如実に伝える「閑隠席」「枡床席」(共に重要文化財)の二つのお茶室も特別公開中。また千利休が作庭したと伝わる方丈庭園「百積の庭」も拝観することができる。
9月3日(土)の特別公開開始から1ヶ月が経ち、拝観予約数は現時点で約一万件を超え、1ヶ月で4,500人以上の拝観者が全国から集まり大変盛況している。
今回の特別公開では、桃山時代の天才絵師、狩野永徳(狩野派4代目)とその父・松栄(狩野派3代目)によって描かれた国宝・聚光院本堂障壁画全46面が京都国立博物館から”里帰り”し、一般公開されている。2016年に聚光院本堂障壁画が聚光院に里帰りし特別公開された際は、全国から約10万人が国宝を拝観するために集まった。永徳が手掛けた作品は兵火•破却に遭い現存するものは少なく、このスケールで残るものは聚光院本堂のみだ。1979年に『モナリザ』が来日し展示されたが、その際に答礼としてフランスで展示されたのが永徳の『花鳥図』でした。まさに日本美術を代表する傑作だ。
<特別公開概要>
公開期間:2022年9月3日(土)~2023年3月26日(日)10:00-16:00(最終受付)
拝観料:大人2,000円、中高生1 ,000円(小学生以下拝観不可)
*予約優先(京都春秋HPもしくは電話受付にて)https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-jukoin/
特別公開場所【国宝】狩野永徳・松栄筆 本堂障壁画
【重要⽂化財】本堂、茶室「閑隠席」「枡床席」
【名勝】⽅丈庭園「百積の庭」書院(千住博筆障壁画『滝』)
【重要文化財】茶道三千家の関わりを持つ「閑隠席」「枡床席」の二つのお茶室
聚光院と茶道三千家の関わりを最も如実に伝えるのが、共に重要文化財である「閑隠席」と「枡床席」の二つのお茶室だ。閑隠席は千利休150回忌の際に表千家7代如心斎の寄進によって建てられたもので、ここで朝茶が開かれたことが記録にも残っている。利休の精神を汲み、明かりが極度に制限され簡素で緊張感のある設えが特徴。3畳と狭く床柱は真っ直ぐな赤松皮付が使用されている。対して閑隠席と水屋を隔てて隣り合う枡床席は4畳半とやや広くその半畳は踏込み式の床の間となっている。床柱には曲線の赤松が使用され、天井もやや高く開放的で柔らかい空間に設計されている。
【重要文化財】閑隠席
【重要文化財】枡床席
【名勝】⽅丈庭園「百積の庭」
狩野永徳の下絵を元に利休が作庭したと伝わる方丈庭園「百積の庭(ひゃくせきのにわ)」。庭園西側には千利休が植えたと伝わる沙羅の木(現在4代目)がある。
【名勝】⽅丈庭園「百積の庭」
- ■千利休の切腹の一因となった場所…通常非公開の金毛閣が拝観できる特別企画。 通常非公開 金毛閣や牧谿筆 国宝『観音猿鶴図』など大徳寺本山に眠る名宝を案内付きでじっくり拝観できる大徳寺方丈 修復事業記念企画「大徳寺 寺宝特別展示茶会」
【重要文化財】三門「金毛閣」
後醍醐天皇から「本朝無双之禅苑」と評された禅宗の名刹、大徳寺は大燈国師によって1326年に開創された。一休宗純や沢庵宗彭などの名僧を輩出したほか、千利休や狩野永徳など後世の日本文化に多大な影響を及ぼした人物たちが活躍した場でもあり、数多くの貴重な文化財を今に伝える。
2020年、大徳寺の方丈(国宝)の瓦屋根の葺き替えに伴って、約7年にわたる半解体修復が始まった。これに合わせ、修復事業へのご協力を仰ぐために寺宝展とお茶会を企画した。長谷川等伯ら 室町時代以降の絵師に多大な影響を与えた牧谿の【国宝】『観音鶴猿図』や『龍虎図』など、日本美術ファンにとっては垂涎ものの寺宝を展示する。また、豊臣秀吉の怒りを買い、千利休が切腹となった一因と伝わる三門「金毛閣」(重要文化財)も普段非公開であるが、この機会に立入禁止区域から外観を拝観することできる。
【国宝•前期】牧谿筆『観音猿鶴図』(観音)
<実施概要>
場所:大徳寺
開催日時:<前期>2022年11月12日(土)、13日(日)、14日(月)
<後期>2022年11月25日(金)、26日(土)、27日(日)
開催時間:10時、12時、14時(1日3席)
所要時間:約120分(伽藍案内40分、お茶会30分、寺宝拝観50分)
定員:一席最大15名(事前予約必須)
寺宝:25-30点(全てお軸)
・牧谿筆『観音猿鶴図』(国宝•前期)
・伝牧谿筆『龍虎図』(重文•後期)
・狩野永徳筆『織田信長像』(前後期)など
参加費:23,000円(税込、方丈修復へのお布施を含む)
内容:金毛閣(重文•外観のみ)、法堂(国宝)などの伽藍をツアー形式で拝観(専属スタッフ)、瑞雲軒(元有栖川宮家書院)でのお茶会(大徳寺僧侶)、寺宝の拝観(一部僧侶による解説、その後自由拝観)お問い合わせ先:京都春秋ことなり塾((株)京都春秋内)
■千利休はマルチクリエイターだった!作庭家の才能が垣間見れる「大徳寺 黄梅院」特別公開中!
織田信長が創建し、のちに豊臣秀吉が増築するなど戦国大名ゆかりの寺院。千利休が66歳の頃作庭したと言われる「直中庭」があることでも有名。苔とモミジが美しく紅葉の季節の観光スポットとしても名高い。
前庭と庫裡
千利休作庭と伝わる「直中庭」
千利休作庭「直中庭」
千利休66歳の時に作庭されたと伝わる。秀吉公の希望により軍旗の瓢箪を象った空池を手前にし、加藤清正公伝承の朝鮮灯籠などを配した苔一面の枯山水庭園。千利休が茶の世界だけでなくマルチクリエイターとしての素質が垣間見れる庭の一つ。
<特別公開概要>
公開期間:2022年10月1日(土)~12月11日(日)10:00~16:00(受付終了)
休止日:10月28日 ※法務の都合により拝観休止日が増える可能性有
拝観料:大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開場所:千利休作庭「直中庭」、武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」、方丈庭園「破頭庭」
【重文•複製】雲谷等顔筆 本堂障壁画
【重文】庫裡
■千利休ゆかりの地で時代に思いを馳せ一服できる侘び茶体験
1)千利休の菩提寺で一服できる特別な1日間。大徳寺聚光院 特別拝観とお茶席
書院 千住博筆『滝』
京都春秋が企画•運営する文化体験「ことなり塾」では、11月5日(土)聚光院の特別拝観とお茶席を設ける。茶聖•千利休の菩提寺であり、茶道三千家ゆかりの寺院として知られる大徳寺 聚光院。狩野永徳•松栄親子が描いた本堂障壁画は全て国宝に指定されている。
また、千利休作庭と伝わる方丈庭園「百積の庭」は国の名勝に指定され、表千家より寄進された茶室「閑隠席」「枡床席」は共に重要文化財に指定されている。今回の企画は様々な文化財を拝観した後、日本画家•千住博画伯の障壁画『滝』が納められている書院にて特別にお茶席を体験できる贅沢な内容だ。
<実施概要>
開催日時:2022年11月5日(土)16時30分~17時50分
体験時間:約70分(拝観40分、お茶席30分)
参加料金:13,500円(おひとり様)/一席15名様限定
事前予約必須:定員になり次第予約終了( https://kotonarijuku.kyotoshunju.com/experience/297.html )。
お問い合わせ先:京都春秋 ことなり塾( 電話075-231-7015)
2)<大徳寺御用達 柳桜園茶舗協力>口切のお茶会と碾茶挽き~新茶を祝う 特別茶会~
口切のお茶会と碾茶挽き~新茶を祝う 特別茶会~
連続企画『お抹茶を深く知る特別体験会とお茶会~茶摘みから口切のお茶会まで~』。5月に開催した「お茶摘み体験~小半袋づくりとお抹茶の飲み比べ」に続く第2回目の開催は、熟成されたお抹茶の新茶をいただく「口切のお茶会と碾茶挽き~新茶を祝う 特別茶会~」だ。長年、茶道に親しんで来られたお茶人さんでも、口切に立ち合う経験は少ないように思われる。会場は通常非公開の大徳寺 玉林院。当日は特別に重要文化財に指定されるお茶室「簑庵(さあん)」「霞床席(かすみどこせき)」も拝観していただく。茶壷の封を切るときの晴れがましさはまた格別。贅沢で貴重な時間を是非ご体験下さい。
お茶会監修:裏千家茶道資料館 顧問 筒井 紘一様
席主:裏千家教授 河野宗惠先生
碾茶挽き、お抹茶 解説:柳桜園茶舗 伊藤寛和社長
茶懐石 辻留 京都店店主:平 晴彦様
<実施概要>
日時:2022年11月20日(日)11:00~15:00
開催場所:大徳寺 玉林院
参加費:68,000円/お一人様
*完全予約制 https://kotonarijuku.kyotoshunju.com/experience/709.html
■(株)京都春秋
「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、ワンランク上の京都の文化体験を企画•運営する。30年に及ぶ寺院や伝統文化とのコネクションを活かし、文化財を舞台にしたイベントや寺院での国宝・重要文化財の特別公開、京都観光をプロデュースする( https://kyotoshunju.com/)。