2022.10.01(土

白馬村に地域初のコンテナホテル「raw_」
グランドオープン、1日3組限定。最小単位の箱で
飾らない滞在を(raw)

   長野県白馬村に2022年9月30日(金)、地域初(*1)となるコンテナホテル「raw_(ロウ)」がグランドオープンした。役目を終えたコンテナを再利用した、白馬エリアでは初めてのタイプの宿泊施設だ。rawとは「生の、未加工の、元となる」などを意味する言葉で、コンテナという最小単位の箱でできた空間で、飾らない滞在を楽しんでいただきたいという想いで名付けた。
   白馬五竜スキー場近くの国道ロードサイド(ラーメン屋「高橋家」敷地内)という便利な立地にあり、コンテナの中にいることを忘れるほど上質な宿泊体験を1日3組限定でお楽しみいただける。 公式サイトURL:https://concept-raw.com/
(*1)2022年9月時点、同ホテル調べ。長野県白馬村内における「コンテナ建築の宿泊施設」

白馬エリア初のコンテナホテル「raw_」グランドオープン
   「raw_(ロウ)」は、長野県白馬村にある地域初のコンテナホテル。コンテナを再利用して素材感をいかし、一棟ごとに独立したプライベート空間に仕上がっている。大中小の3つの部屋を備えスキーや登山などのアウトドアを楽しみに白馬村を訪れる人をターゲットに、1日3組限定で宿泊営業をスタートした。
   近年、アウトドア需要の高まる白馬エリアでは、ワーケーションスタイルの滞在にも適した一棟貸しやコンドミニアムタイプの宿泊施設が増加しているが、コンテナ建築の宿泊施設はこれが初めてとなる。外装や人的サービスにかかるコストを最小限に抑えることで、リーズナブルな価格帯のまま、客室の内装•設備のクオリティを上げることに成功した。
   スキー場やJR白馬駅などにもアクセスしやすい国道ロードサイドに位置し、隣接する同じくコンテナ建築のラーメン屋「高橋家」と連結してひとつの大きなコンテナ複合施設が誕生した。大自然にふれる旅では遊ぶ人にも自然体でいてほしい、という考えの元、自分自身の“raw”な状態を取り戻して普段どおりに過ごしていただける宿泊施設を目指して運営していく。
コンテナホテルとは? 役目を終えたコンテナをゼロから宿泊施設に
   「raw_」の建物は、役目を終えたコンテナを組み合わせてできている。コンテナの耐久年数は通常15年と言われており、役目を終えたコンテナを倉庫やコンテナハウスとして再利用するケースが近年増えている。「コンテナホテル」という新しい宿泊施設は、建築業界においても近年、注目度が高まっているスタイルだ。

   私たちは自然環境への負荷を少しでも減らそうと、コンテナの活用を選んでいる。繰り返しの衝撃にも耐えられるよう作られたコンテナは、耐水•耐火性に優れたとても頑丈な「箱」で、人が中で過ごすにも安心して使える建材だ。コンテナの中にいることを忘れてしまうほど快適な滞在を保証する。 
raw_のお部屋と 設備


   滞在スタイルに合わせてお選びいただける3つのお部屋タイプを用意した。冬には豪雪地帯となる白馬村でも快適にお過ごしいただけるよう、耐久性の高いコンテナに一流の防音•断熱加工を施した。#1と#2のお部屋にはキッチンが付き、2Fにプライベートウッドデッキと露天風呂がある。大自然に癒やされながら、時間を気にせずゆったりと滞在をお楽しみ下さい。
 
ROOM #1 賑やかに過ごせるカリフォルニアスタイルルーム


   明るく爽やかな雰囲気の開放感あふれるお部屋。大人4名•子供2名の最大6名が泊まれ、ファミリーや友人グループでの賑やかな滞在におすすめだ。ベッドルームはKingとDoubeの2部屋、電子レンジや冷蔵庫のあるキッチンも備え、ミニマルながら自宅のように快適にお過ごしいただける。室内にシャワールーム、2Fのルーフトップテラスにはバスタブを備えている。
広さ 42.78㎡ 
定員4名(ベッドルーム2部屋) 
設備 free wi-fi/テレビ/エアコン/電子レンジ/冷蔵庫/IHコンロ
 
ROOM #2 ちょうどいい広さのNYスタイルルーム


   「かっこいい」を表現したミドルサイズのお部屋。お二人での利用に特化し、カップルやご夫婦、友人同士での利用におすすめだ。木の温かみがありながらもアイアンがアクセントになるモダンな空間に仕上げた。
広さ 28.52㎡ 
定員2名(ベッドルーム1部屋) 
設備 free wi-fi/テレビ/エアコン/電子レンジ/冷蔵庫/IHコンロ
ROOM #3 コンパクトで機能的な北欧スタイルルーム


   いらないを削ぎ落としたミニマルなお部屋だ。機能性とリーズナブルさを求め、遊びに重きを置く方にぴったり。1~2名でご利用いただける。この部屋にだけ最高品質のDoubleサイズベットを導入し、コンパクトながら上質な体験を提供する。テレワークにも最適な作りとなっており、快適なリゾートワーケーションをお約束する。
広さ 14.26㎡ 
定員 2名 
設備 free wi-fi/テレビ/エアコン
 
地域産やオーガニックにこだわったアメニティ、こだわりの家具•生活用品 

   室内には使い捨てアメニティを設置せず、置き型ボトルに統一した。地元産(白馬や信州)やオーガニックにこだわったバス&スキンケアアイテム、伝統的な技術で作られたキッチン用品、白馬の人気カフェ「sounds like cafe」のコーヒードリップバッグや安曇野ハーブスクエアのオリジナルハーブティー等、思わず日常にも持ち帰りたくなるようなアイテムを室内にたくさん詰め込んだ。

   raw_は家具•生活用品にもこだわった。ROOM #1には一つ一つ違った印象を見せる古材のアイテムを多く取り入れた。ヴィンテージ感のあるソファや抜け感のあるチェアを使い、開放的でカジュアルな空間に。ROOM #2はスタイリッシュな印象になるように、アイアン家具で揃えた。細身のフレームが空間を広く見せ、2名様用ながらゆったりご利用いただける。
   ROOM #3は一番小さなお部屋だからこそ、温かみと居心地のよさを感じられるよう、シンプルな木製家具を選んだ。インテリアデザイナーによるすべてのアイテムに意味のあるセレクトだ。無駄を削ぎ落とし、いつもの自分らしく暮らすように泊まるスタイルを、自然を愛する人が集う白馬エリアから広げ、raw_での体験を日常生活にも取り入れていただきたいと考えている。
おすすめの利用シーン
親子孫3世代や2家族でのご旅行に
   一番大きな部屋には2ベッドルームを備え、最大で大人4名子供2名が泊まれる。コンテナという独立したプライベート空間で、他の宿泊者様を気にせず、家族水入らずで快適にお過ごしいただける。
友人グループでアウトドアを楽しみに
   好きな時間にチェックインでき、ホテルよりも自由な過ごし方ができるため、アウトドア好き仲間と複数人での宿泊にもおすすめだ。最大4名でご宿泊いただくと、1名様あたり1泊6,250円~でご利用いただける。
パートナーとのワンランク上の宿泊に
   ミドルサイズのお部屋はダブルベッドルーム1つを備え、パートナーとの宿泊にぴったり。キッチンや露天風呂が付いた空間で自宅のようにくつろぐ旅は、いつもとは一味違う体験になるはずだ。
個室で気ままに過ごすお一人様ステイにも
   小さなお部屋は、お一人様での滞在にも最適なミニマルな作りになっている。いらないものを削ぎ落とした機能性抜群の空間は、無駄のないスマートな一人旅にもおすすめだ。
地域初のコンテナホテル「raw_」誕生の社会背景
   昨今のアウトドアブームに伴い、通年型マウンテンリゾートとしての白馬エリアのブランド価値は急上昇している。冬季以外のグリーンシーズンの観光開発が進み、キャンプやグランピングをきっかけに、ライトアウトドア層など以前よりも幅広いお客様にお越しいただけるようになった。一方で、感染症によるインバウンド観光客の激減や気候変動による雪不足の影響は大きく、冬季のみに頼らずオールシーズン楽しめるリゾートとして盛り上げていくことは地域全体の課題となっている。
   白馬エリアにはスキーブーム全盛期に建設された旅館やペンションが多く、老朽化や人手不足による稼働率低下が問題視されている。そんな中、白馬を訪れる人たちの求める宿は年々変化しており、「raw_」はそうした新時代のニーズにあわせて生まれた。昔のように車中泊はできないし素泊まりも物足りない。けれどラグジュアリーホテルに泊まって観光がしたいわけじゃない。そんな声を受けて、「raw_」は普段のまま飾らずに過ごせる空間を追求し、時代に合った合理的な運営をしていきたいと考えている。
「raw_」に携わる人たちのコメント
   コンテナホテル「raw_」の代表は、元日本代表プロスノーボーダーの高橋恭平。長野県白馬村で育ち、地元の観光産業を活性化させたいという想いで、コンテナを建材にしたラーメン屋「高橋家」を経営しており、その敷地の一角に「raw_」はある。同じく白馬村で育った同級生を中心に、共感した各分野のプロフェッショナルが集結した。  

raw_ 代表 高橋恭平
   長野県白馬村在住1985年生まれ。スノーボードクロスの競技者として活動し、現在は北アルプスでバックカントリー滑走をメインに活動しながらラーメン屋「高橋家」の代表を勤める。地に根を張り、地の魅力を引き出す活動を進める中、今回新しい事業である「コンテナホテルの運営」を始める。
   「一歩踏み込んだ場所にある白馬村は、決してアクセスが良い地域とはいえない。若い頃にスキーやスノーボードをしに訪れても、次第に足が遠のいてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。そんな特殊な地域に暮らし、出会いと別れを繰り返す中で、限られた機会をもっと上質なものにしてもらいたいと考えるようになった。本当に満足できる旅に必要なものはシンプルだ。“本物志向”というテーマに行き着き、宿泊してくださる人の目線になって、細部までこだわり抜いて構築した。幸せなことに本質を理解する協力者たちに恵まれ、最高のチームで夢を詰め込んだコンテナホテルができた。白馬への旅の思い出に是非『raw_』をご利用下さい」という。 

太田祐一さん (株)covs代表取締役 アートディレクター/フォトグラファー
   「今回raw_のブランドを組み立てていく上で一番重要視したことはオーナーである『高橋恭平』という個人だ。企画したのも、作ったのも、運営するのもオーナー。そのオーナーが自然体で施設を維持していくためにも、彼の人となりや想い、生き方そのものを『raw_』とした。
   rawという単語自体にも、『ありのまま、加工前の、自然な感情』といった意味があるし、彼自身も自然と周りに人が集まるような魅力的な人なんです。『raw_=高橋恭平』を可視化し、販促することで肌感覚で共感できる人が集まり、そこからまた広がっていく。それが幼い頃から高橋恭平を見てきた地元の同級生の私にしか作り出せない『raw_』であると考えています」。 

今野裕貴さん Co.Architect代表 一級建築士
   「大量の情報があふれる近年、最新の店舗・施設が10年も経てば古びた印象になってしまうことは珍しくありません。オーナーの高橋さんと話す中で、時代の変化にも対応できるホテルにというコンセプトに行き着きましたが、建築において“変化”させるには莫大なコストがかかります。ならば外ではなく内で対応しようと、目をつけたのがコンテナ建築。コンテナは1950年代から今まで物体としての形を大きく変えることなく、世の中の物流を支え続けています。この普遍性に着目して外装として採用し、外側は時代に左右されないデザインに、内側は柔軟に変化していけるようにしました。外と内のギャップも魅力です。5年後、10年後と変化していくので、楽しみにしていてください」。 

月山真子さん Co.Architect インテリアデザイナー
   「白馬という自然豊かな地には、“宿に泊まる”ことを目的とせず、土地そのものを楽しむために訪れる方が沢山いらっしゃいます。そんな方々に寄り添う宿とはどんな宿かと考え、raw_の内装デザインを提案しました。快適な生活動線を確保し機能性をもたせながらも、豊かさを感じられるインテリアに。上質な素材の家具、町工場の技術を集結した調理器具、オーガニック成分由来のアメニティ。セレクトしたものはどれをとっても日常の中で特別な印象を得られるものたちです。raw_で過ごす中で『自宅にも取り入れてみたい』と感じていただけたら、そのワクワクがきっと普段の生活も豊かにしてくれることでしょう。raw_から発信する特別な日常を味わっていただけたら幸いです」。
 
白馬エリアについて
raw_があるのは世界有数のマウンテンリゾート、長野県白馬村。
   雄大な北アルプスの麓には人々の生活圏があり、自然と寄り添いながら生きる心を感じられる。四季ごとに違う愉しみがあり、訪れるたび違う表情を見せてくれる白馬は、国内外からたくさんの人が集まるエリア。圧倒的スケールの大自然とそこで育まれた地域文化が、あなたの旅に最高のインスピレーションを与えてくれることでしょう。

宿泊施設概要と予約方法

名称:raw_(ロウ)
所在地:長野県北安曇郡白馬村神城23386-1
公式サイト:https://concept-raw.com/
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/raw.hakuba/
Facebookページ:https://www.facebook.com/raw.hakuba
   ご予約方法:以下の予約ページよりご予約下さい。お電話でのご予約は承っておりません。
        https://concept-raw.booking.chillnn.com/
   お問い合わせ先: contact@concept-raw.com
 
   ちなみにraw(URL: https://concept-raw.com)はサービス業で、本社を長野県北安曇郡白馬村神城23386-1   電話番号は090-2165-8523 代表者名は高橋恭平氏、設立は2014年12月。