2020.03.31(火)

第159回中小企業景況調査(2020年1~3月)の公表

コロナ影響下での初めての調査、全体の業況判断DI

▲24.4(前期差3.3ポイント減)、5期連続で低下(中小機構)

   独立行政法人中小企業基盤整備機構(東京都港区、豊永厚志理事長)は、第159回中小企業景況調査(2020年1-3月)の調査結果を公表した。2020年3月1日時点の調査であり、コロナウイルスの影響など特徴的な傾向が見られた。
【中小企業景況調査】
https://www.smrj.go.jp/research_case/research/survey/index.html
【159回調査結果資料】
https://www.smrj.go.jp/research_case/research/survey/frr94k0000000o7g-att/159th.pdf
【第159回調査のポイント】
https://www.smrj.go.jp/research_case/research/survey/frr94k0000000o7g-att/point_159th.pdf
 
                                中小企業の業況判断DIは5期連続で低下した
 
   調査結果の概要によると、2020年1-3月期の全産業の業況判断DIは、▲24.4(前期差3.3ポイント減)となり、5期連続で低下した。来期見通しについて、消費税引上げ以外の要因で3ポイント以上低下するのは今回が初めてだ(調査P12参照)。
   資金繰りDIは4期連続でマイナス幅が拡大した(調査P14参照)。自由回答について調査開始以来最多の4,073件あった。約4割の1,607件がコロナウイルスに関連するコメントで、その内99%が今後を含めてマイナスの影響を感じていると回答している(調査P11にコメント抜粋)。
【調査概要】
・調査時点 2020年3月1日時点
・調査対象 全国の中小企業
・有効回答企業数 18,260社(調査対象企業数18,930社)
・有効回答率 96.5%
 
   ちなみに独立行政法人中小企業基盤整備機構(URL: http://www.smrj.go.jp)は官公庁•地方自治体で、本社は東京都港区虎ノ門3-5-1 虎ノ門37森ビルにある。電話番号は03-3433-8811、代表者は豊永厚志氏、資本金は1兆1057億1799万円。