2017.12.19(水)

茅野市の旅館で

ノロウイルスによる食中毒

発生する

  19日に諏訪保健所は、茅野市内の旅館「リゾートホテル蓼科」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の1階及び7階の調理部門に対し、12月19日から12月21日まで3日間の営業停止を命じた。
   患者は12月8日にこの施設で食事をした25グループ88名中の17グループ29名(神奈川県、群馬県、大阪府他在住)で、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
   この食中毒事件は12月12日、群馬県から健康福祉部食品•生活衛生課経由で、諏訪保健所に「12月8日に当該施設に宿泊した群馬県内の者から、宿泊後に体調が悪くなり、食中毒か調べてほしいとの話があった」との連絡があった。
   諏訪保健所による調査結果によると、患者は12月8日にこの旅館の食事を喫食した25グループ 88名中の17グループ29名で、12月9日午前3時頃から下痢、発熱、腹痛、吐き気、嘔吐などの症状を呈していた。
   患者らはこの施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者らへ提供されたメニューは、バイキングメニュー(豚ロース肉のマスタードパン粉焼き、鶏肉のチリソース、麻婆豆腐、あん肝豆腐、おでん、刺身、サラダ等)であった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成30年度(内長野市)13件(4件)125名(6名)、平成29年度(内長野市)16件(6件)419名(184名)であった。
   この件のお問い合わせは諏訪保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)熊谷健吉 (課長)佐々木 強 (担当)吉中友子まで(電話0266-57-2929<直通>  0266-53-6000<内線2250>  FAX0266-57-2953  E-mail suwaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。