2017.12.06(木)

須坂市内の飲食店で

アニサキス(寄生虫)による

食中毒が発生に

   本日、長野保健所は、須坂市内の飲食店を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し平成30年12月6日の1日間の営業停止を命じた。患者は12 月4日にこの施設で食事をした1グループ2名中の1名で、患者が受診した医療機関において、患者の胃内から寄生虫のアニサキスが摘出された。 なお患者はすでに回復している。
   この食中毒は12月5日、健康福祉部食品•生活衛生課経由で、医療機関から長野保健所に「本日、診察した患者からアニサキスを摘出した。この患者は須坂市内の飲食店で食事をしているようだ」との連絡があった。
   長野保健所による調査結果によると、患者は12月4日に当該施設で食事をした1グループ2名中の1名(松本市在住)で、12月5日午前5時30分頃から腹痛の症状を呈していた。医療機関による内視鏡検査で、患者の胃内からアニサキスが摘出されたこと、患者の症状はアニサキスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者が12月1日以降で海産魚介類の生食をしたのは当該施設のみであったこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、長野保健所はこの施設の食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者へ提供された主なメニューは、シメサバ、アジの刺身、アンキモ、シシャモ、コロッケ、きのこおろし等であった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は
平成30年度(うち長野市)12件(4件)96名(6名)、平成29年度(うち長野市)16件(6件)419名(184名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは長野保健所食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)油井法典 (課長)今村睦 (担当)阿部理恵まで(電話026-225-9065<直通>  FAX026-225-9105  E-mail nagaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。