2017.03.26(月) |
<外食市場2月の動向> 土、日、祝日の日数増で 売上げは前年を上回る |
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2月の全体概況は強い寒波の影響で全国的に低温となり、北陸など日本海側で記録的大雪に見舞われ、また平昌オリンピックによる外出控えなどから、客足に影響が出たところがあったものの、建国記念日の振替休日もあり全体の客数は102.7%となり、全体売上げは103.1%と18ヵ月連続して前年を上回った。
業態別概況ではファーストフード業態の全体売上げは104.5%と前年を上回った 。 「洋風」は各社まちまちであったが、リニューアル商品の好調などで、売上げは102.0%。「和風」は携帯会社とのコラボキャンペーンにより売上げが大幅に伸びて113.9%。「麺類」は店舗増などで売上げが103.9%。「持ち帰り米飯•回転寿司」は、店舗数減少や低温による客数減の影響もあり、売上げは98.9%。「その他」は引き続き「カレー」の客単価が上昇し、「アイスクリーム」はSNS経由でのクーポンが好評で、売上げは104.2%となった 。
ファミリーレストラン業態の全体売上げは102.2%前年を上回った 。 業種別では「洋風」は、店舗限定の特別メニューや高付加価値メニューが好評で客単価が上昇し、売上げ100.5%。「和風」は寒波がシニアの客足に影響するなどで、売上げ99.3%。「中華」は店舗増と割引券やスタンプカードキャンペーンの集客効果で、売上げ105.6%。「焼き肉」は上昇トレンドが続いて、売上げ109.5%と15ヵ月連続して前年を上回った 。
パブ•居酒屋業態の飲酒業態は、堅調な年末年始需要で下げ止まり感が見られていたが、2月は寒波の影響が大きかったためか前年を上回れず全体売上げは96.6%となった。「パブ・ビアホール」は、低温、冬季五輪に加えインフルエンザ流行の影響も受け、客数が減少、売上げは97.1%。「居酒屋」は引き続き店舗減少の影響が大きく、売上げは96.5%となった 。
ディナーレストラン業態はテレビCMのエリア拡大により客数が伸びた店舗、好調な高価格帯店舗などが牽引し、売上げは105.9%となった。喫茶業態は 、 引き続きホットフードや新商品のドリンクで客単価は上昇したものの、客数が伸び悩み、売上げは100.5%となった 。