2017.03.07(水) |
下伊那郡の仕出し屋で ノロウイルスによる食中毒 発生に! |
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7日、飯田保健所は下伊那郡下條村の仕出し屋「吉丸屋」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し平成30年3月7日から3月9日まで、3日間の営業停止を命じた。
患者は、2月28日にこの施設が調理した仕出し弁当を喫食した3グループ15名中の2グループ12 名(飯田市、下伊那郡在住)で、環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は3月2日、飯田保健所に飯田市内の医療機関から「胃腸炎症状を呈した患者2名が当院を受診した。両名は同じ会社の同僚であり、他にも社員数名が同様の症状を呈しているとのことである」旨の連絡があった。
飯田保健所による調査結果によると、患者は2月28日にこの施設が調理した仕出し弁当を喫食した3グループ15名中の2グループ12名で、2月28日午後11時30分頃から嘔吐、吐き気、発熱、下痢などの症状を呈していた。
患者はこの施設が調理した仕出し弁当を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、飯田保健所はこの施設で調理された弁当を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者へ提供された主なメニューは、ヒレカツ、粉豆腐と豆入煮、大根きんぴら、おでん(こんにゃく、大根、 練り物、ゆでたまご)、白飯、輪切りみかん等が提供された。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成29年度(うち長野市)11件(5件) 274名(95名)、平成28年度(うち長野市)15件(5件))162名(24名)となっている。
この件のお問い合わせは飯田保健所 食品•生活衛生課 (次長)田村浩志 (課長)下平徹 (担当)北條 博夫まで(電話0265-53-0446<直通> FAX0265-53-0469 E-mail iidahoshokusei@pref.nagano.lg.jp)。