2016.10.03(月)

飯田古墳群(飯田市)が国史跡に

米子瀑布群(須坂市)が国名勝に

恒川官衙遺跡が追加指定される

 先に国の文化審議会(馬渕明子会長)から文部科学大臣に答申された長野県関係の史跡2件及び
名勝1件が、10月3日付けで新指定及び追加指定された旨官報に告示された。
〈新指定物件(史跡)〉
 飯田古墳群(飯田市) ―飯田盆地に馬の文化を基盤にして展開した古墳時代中・後期の古墳群―5世紀後半から6世紀末まで、長野県南部、飯田盆地に営まれた古墳群。大和政権と深い関係があり、古墳築造の背景には馬の生産があったと考えられる。東国経営の実態を知る上で重要。
〈新指定物件(名勝)〉
 米子瀑布群(須坂市) ―長野県の北東部を流れる米子川上流に位置する壮観な複数の滝―
長野県の北東部を流れる米子川上流の標高1,600m付近に位置し、落差80m余りの権現滝と不動滝をはじめ、十数条の滝からなる。古くから信仰の対象ともなってきた風致景観が優れている。
〈追加指定物件(史)跡〉
恒川官衙遺跡<いなぐうけぐんが>(飯田市:平成26年3月18日指定)
 7世紀後半〜10世紀前半にかけて営まれた伊那郡家(郡衙)と考えられている遺跡で、古代国家の地域支配の実態を知る上で重要である。史跡面積が2,055.72m²追加され、合計面40,202.15 m²となる。
 今回の指定によって、長野県内の史跡(特別史跡を含む)は36件、名勝(特別名勝を含む)は6件となる。史跡•名勝の概要及び各物件に関しての問い合せ先は別添資料のとおり。
LinkIcon別添資料.pdf
 
 この件お問い合わせは長野県教育委員会事務局 文化財•生涯学習課 (課長)高橋功 (担当)柳澤亮まで(電話026-235-7441<直通> 026-232-0111<代表>内線4430 FAX026-235-7493
)。