2016.10.02(日) | 伊那市内の飲食店で サルモネラ属菌による 食中毒が発生! |
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伊那保健所は2日、伊那市内の飲食店(白ひげ)を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し平成28年 10月2日から10月4日まで、3日間の営業停止を命じた。
患者は9月17日にこの施設で食事をした1グループ16名中の9名(伊那市、上伊那郡など在住)で、松本保健所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からサルモネラ属菌が検出された。なお患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は9月26日、伊那保健所に伊那市内の医療機関から「下痢、発熱などの症状を呈し、当院を受診した患者2名の検便を行ったところサルモネラ属菌が検出された。両名は共通の行事に出席しており、他にも数名が同様の症状を呈している」旨の連絡があった。
伊那保健所の調査によると、患者は9月17日にこの施設で食事をした1グループ16名中の9名で、9月17日午後10時頃から下痢、発熱、腹痛などの症状を起こしていた。患者はこの施設で提供された食事を共通して喫食していたこと、松本保健所が行った検査により患者便及び調理従事者便からサルモネラ属菌が検出されたこと、患者の症状はサルモネラ属菌による食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、伊那保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者へ提供されたメニューは、うな重、マグロ刺身、しゃぶしゃぶ、前菜(ワカサギ煮付、焼きシシトウ、 鮒煮付)、酢の物、小鉢(とろろ、もずく、オクラ)、フルーツなどである。
長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成28年度(うち長野市)は11件(4件)138名(23名)、平成27年度(うち長野市)は10件(1件)207名(1名)となっている。
伊那保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)小池洋輔 (課長)吉田徹也 (担当)北條博夫まで(電話0265-76-6839<直通> 0265-78-2111<内線2141> FAX0265-76-6886)。