2020.02.26(水) 初代総料理長の膨大なレシピからセレクト(帝国ホテル) 村上信夫の“人生はフルコース”3月15日まで開催中 タワー館地下1階トラディショナルダイニング「ラ ブラスリー」 |
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写真は鱸のアーモンドバターロースト ”カフェ・ド・パリ風”
帝国ホテル 東京は、帝国ホテルの初代総料理長を務めた村上信夫が在職中に書き上げた数多くのレシピから選定したメニューを、現代風にアレンジしてフルコース仕立てでお届けする「村上信夫の“人生はフルコース”」をトラディショナルダイニング「ラ ブラスリー」にて3月15日(日)まで開催中だ。
村上信夫は1940年に帝国ホテルに入社。戦後ヨーロッパに渡り、パリの名門ホテル「ホテル・リッツ」などで修行。帰国後の1964年、東京五輪選手村食堂の料理長の一人としてオリンピックを支えた。1969年に49歳で帝国ホテル第11代料理長に就任し、帝国ホテル大阪開業を2年後に控えた1994年からは総料理長を務めた。1996年に料理顧問に退いた後も全国の調理師学校をはじめ多くの後進の指導にあたるなど、2005年にその生涯を終えるまで終生現役を貫きフランス料理の普及に努めた。
加えて1960年から9年間、NHK「きょうの料理」に出演して一般家庭にフランス料理を広めたほか、1964年の東京五輪選手村食堂では全国から集まった料理人に帝国ホテルのレシピを公開し、日本におけるフランス料理の発展に貢献。また、自身が料理長時代にスタートした食のイベント「村上信夫とフランス料理の夕べ」の開催は延べ258回に上り、2度同じ料理を提供したことがないという逸話が残るほど、お客様と料理を愛した人物であったと語り継がれている。
帝国ホテルの料理は近代フランス料理の祖と呼ばれるオーギュスト•エスコフィエの伝統的な料理法の基本を忠実に守ったもの。村上が受け継ぎ、守り続けた味と伝統は現在も帝国ホテルの厨房に受け継がれている。
「村上信夫の“人生はフルコース”」では、村上が生涯を通じて研究を重ね、書き残した膨大なメニューの一部を、現代風にアレンジしてフルコースに仕立てて提供している。コースは前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートの計5品を用意している。
■村上信夫の“人生はフルコース”概要
村上信夫の残したレシピは現代のレストランで提供されていても違和感がないと料理人たちが感じるほど完成度が高く、時代を超えて受け継がれている。それらのレシピから前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートをセレクトし、現代風のフルコースに仕立てて提供している。
場所:ラ ブラスリー(タワー館地下1階)
期間:3月15日(日)まで
時間•料金:13,500円(消費税込、サービス料別)
●ランチ11:30~14:30(L.O.)
●ディナー17:30~21:30(L.O.)
※食材の都合により、メニュー内容等が変更となる場合がある。
メニュー:
〈アミューズブーシュ〉小海老と蟹のカクテル
〈前菜〉アンディーヴと帆立貝のサラダ オレンジ風味
〈スープ〉帝国ホテル伝統のコンソメスープにフォワグラのラビオリを浮かべて
〈魚料理〉鱸のアーモンドバターロースト ”カフェ・ド・パリ風”
〈肉料理〉鶉のパイ包み焼き ペリグーソース ”スー・ラ・サンドル”又は国産牛サーロインのステー
キとポテトのガレット シャスールソース(+1,500円)
〈デザート〉苺のバヴァロワ
コーヒー
ご予約•お問い合わせはラ ブラスリーまで(電話03-3539-8073<直通>)。この他のお問い合わせ先は(株)帝国ホテル ホテル事業統括部広報課 (広報課長)池本知恵紀 (広報担当)若月理紗まで(〒100-8558 東京都千代田区内幸町1-1-1 電話03-3539-8014<直通> FAX03-3504-1474 r.wakatsuki@imperialhotel.co.jp)。