2017.01.05(木)

寿司業界も女性管理職の時代!?
「飲食人大学」運営の奇跡の寿司店「鮨 千陽」
“女性大将”ミシュラン掲載の寿司店で唯一!!

 (株)RETOWN HUMAN(東京都渋谷区、宇都裕昭代表取締役)が経営する「飲食人大学」の卒業生と生徒だけで運営する「鮨 千陽」(大阪府大阪市福島区)では、OPEN後の3代目の店長(大将)に豊島和恵さんが就任した。「鮨 千陽」では魚の仕入れ、運営、売上げや経費管理に置いて、全権限を店長が持つことになる。
 豊島和恵さんは「3カ月で寿司職人を養成する」飲食人大学大阪校の寿司マイスター専科第3期の卒業であり、卒業後に「鮨 千陽」へ就職した。通学前は接客業をしており料理は未経験であったが、直向きに学ぶ姿勢、ストイックな仕事ぶりが、周囲だけでなくお客様にも評価され、2代目店長が海外へ旅立つ理由で「鮨 千陽」を卒業することになり、昨年の11月1日付けで3代目の店長に就職することになった。

豊島和恵店長
 

「鮨 千陽」では女性寿司職人がカウンターに立つことが評判に
 
ミシュラン掲載店では大将どころか、女性が寿司を握る店は存在しない
 3カ月の修業(通学)だけでミシュランガイドに掲載(ミシュランガイド 京都•大阪に2016年版、2017年版に2年連続掲載)され話題となった「飲食人大学」と「鮨 千陽」だが、OPENからの短期間掲載や短い修行期間だけが珍しいことじゃなく、業界ではタブーとされていた女性寿司職人の登用を積極的に行っている。性別に関係なく寿司業界の未来を変えていくことが狙いだ。
 
 学校長でありオーナーの宇都裕昭氏は、出版した書籍でも「私にはそもそも何の固定概念も無かったことですが、一般的には女性は体温が高いなどの理由で寿司職人に向いてないと言われます。しかしそれは偏見に基づくものにすぎません。むしろ千陽では女性らしい握り、接客が上質感を演出し、お客様の反応も良好です。男性でも女性でも、いずれの性別も関係なく活躍できる仕事であることを実証しています」と述べている。
 「鮨 千陽」には新店長の他、これからオーストラリアに旅立とうしている元英語教師の泉水美佳、スポーツインストラクターをしていた松宮華子、さらに1月より女性が2名増え、挑戦が始まる。「是非、女性が握る寿司を食べてみて下さい」と学校長の宇都裕昭氏はいう。勿論、男性寿司職人も個性豊かな経験と未来を目指す職人がたくさんいる。そして性別だけでなく、年齢やキャリアに関係なく、寿司職人を目指す方が増えることを願っているという。
 
【鮨 千陽】(大阪府大阪市福島区 http://sushi-chiharu.jp/ 電話06-6450ー8685)
 「鮨 千陽」は3カ月の寿司学校の卒業生と生徒だけで運営するお店。開店から11ヶ月で「ミシュランガイド」に掲載されるなど「奇跡の寿司店」と言われ話題になった。江戸前鮨の技術と伝統を伝えていきたいという思いで、開店当初より江戸前鮨に特化し挑戦し続けている。 江戸前鮨の伝統を重んじながら、現代の人々の味覚や趣向にあった鮨を提供している。日本の詫・寂、シンプルかつ粋な日本の食文化を提供できるよう日々精進している。

【飲食人大学】(大阪府大阪市福島区 http://insyokujin.ac/ 🆓0120-951-869)
 飲食人大学はこれから飲食業界で働こうとする人、既に飲食業界で働いている飲食人の為の学校である。飲食業界の現場で働く「人」視点で、現場で通用する技術を短期間で修得することを目的に設立した。同校は一般的な1年制の調理師学校のカリキュラムを「現場実践」と言うキーワードでいちから見直すことにより、現場で通用する技術を3ヶ月から1ヶ月(学科により異なる)という短期間で修得できる濃密な短期集中型のプログラムを特徴としている。
 
 ちなみに(株)RETOWN(URL http://www.retown.co.jp/)は飲食店で、本社を大阪府大阪市浪速区湊町1-4-1OCAT6Fに置く。電話番号は06-7651-1172、代表者は宇都裕昭氏、資本金は2000万円。