売上げは5カ月ぶりに

前年を下回る状況だ!
<外食市場11月の動向>

2015.12.25(金曜日)

 全体概況では11月は数日の周期で天気が変わり、気温は高いが曇りや雨の日が多く、また土曜日が前年より1日少ない曜日回りであったことから、外食の客数は伸びず全体の売上げは99.5%と5カ月ぶりに前年を下回った。
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 業態別概況ではファーストフード業態の全体売上げは99.5%と前年を下回った。「洋風」は回復の傾向にあるものの店舗数減もあり、売上げは99.3%となった。「和風」は気温が高かったため定番の季節メニューが振るわず、売上げは99.2%となった。
 「麺類」は新メニューの好調が続き、売上げは103.1%、「持ち帰り米飯・回転寿司」は雨天日の販売が振るわず96.1%となった。その他は「アイスクリーム」が日照時間の少なさに影響した一方で「カレー」が堅調、売上げは101.6%となった。
 ファミリーレストラン業態の全体売上げは100.6%と、31カ月連続して前年を上回った。業種別では、曜日回りの影響で売上げが前年を下回るところもあり、「洋風」は99.2%、「中華」は営業時間短縮なども影響し97.3%となった。他方「和風」は客数が若干前年を下回ったものの客単価の上昇で売上げは104.7%と堅調。「焼き肉」がもっとも好調で、売上げは105.8%となった。
 パブ・居酒屋業態の「パブ・ビアホール」は、店舗数減の影響もあり、売上げは98.0%と前年を下回った。「居酒屋」は大規模な店舗削減が続き、客数90.7%、売上げ88.9%と大幅な前年比減が続いている。
 ディナーレストラン業態は客足の伸びは昨年に及ばないが、キャンペーンメニューの展開などで売上げは102.0%と堅調に推移した。喫茶業態はドリンクやサンドイッチの新メニュー、交通系電子マネー導入キャンペーン等が奏功し、売上げは102.0%と前年を上回った。
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