かまぼこ900周年プロジェクト
つくってみました夢のかまぼこ
公開(蒲鉾水産加工組合連合会)
2015.11.16(月曜日)
全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会(鈴木博晶会長、以下「全かま連」)は、かまぼこの日である11月15日「つくってみました 夢のかまぼこ」を発表・公開した。
全かま連ではかまぼこが初めて文献に登場した平安時代の1115年(永久3年)にちなみ、11と15に分け、11月15日を「かまぼこの日」に制定している。今年はかまぼこ誕生からちょうど900年という節目のため、ただ過去をふり返り祝う1年ではなく、1000周年という未来に向けた100年の初めの1年ととらえ、かまぼこ900周年プロジェクト「KAMABOKO ROAD TO 1000」を開始した。「夢のかまぼこ」は、そのプロジェクトの一環で、全国の小学校の協力のもと、子どもたちから「夢のかまぼこ」を募集していたものだ。
・全国の小学生が考えた「夢のかまぼこ」
空飛ぶかまぼこ、喋るかまぼこ、カタチが変わるかまぼこ…。来たる100年後、いったいどんなかまぼこがあると嬉しいか。全国の小学生から、夢のかまぼこを募集しました!10,000通以上のアイディアの中から8点を選びぬき、100年を待たずして出来る限りの試作品や完成予想図をつくってみた。
・ サイト公開日:11月15日(日)
・ URL:http://kama1000.jp/yumekama/
●かまぼこ大地に立つ!『かまぼこロボ』
かまぼこでできたロボがあったら、という男子らしい発想のアイディア。遊んでよし、食べてよしの一度に二度美味しいロボ。職人の手により、さまざまな練りものが組合わさった、夢の合体ロボが完成した。
・発案者の声(愛知県小学5年生 和田伊武樹さん)
「みんなが思いつかないようなかまぼこがあるといいと思った。工夫したところは、両手の魚と顔がちくわなどで出来ていることです」
・制作者の声((株)紀文食品 秋元浩志さん)
「製品を組み立てる際の材料の重さや硬さを決めるのに苦労した。ポイントである顔の表情は何度も作り直しました」
●これがホントの栄養ドリンク『飲むかまぼこ』
歯ごたえが命のかまぼこ。その常識を打ち破るドリンクタイプのかまぼこです。栄養満点のかまぼこだからこそ、飲んでも意味があるというもの。職人の手によってかまぼこを酵素分解。美味しさそのままに液体にすることに成功した。
・発案者の声(広島県小学2年生 迫知慧さん)
「ぼくは、いつでもかんたんにかまぼこが買えたらいいなと思いました。どうしたらかんたんに変えるか考えた時、自どうはんばいきを思いつきました。自どうはんばいきといえば、のみもの!のめるかまぼこがあったらおもしろいな!」
・制作者の声(鈴廣かまぼこ 長岡敦子さん)
「プリプリのかまぼこをドロドロに溶かす作用があるものを探すのに苦労しました。果物・野菜・キノコ・糀などいろいろなものを試し、その中でもっともよく溶かせて味が良かったキノコで作ることにしました」
●かまぼこあれば、憂いなし!『フリーズドライかまぼこ』
かまぼこをフリーズドライでパリッパリに凝縮した、かまぼこチップス。見た目は少し小さくなって保存もOK!いざというときの貴重なタンパク源にも。
・発案者の声(神奈川県小学5年生 佐藤美音さん)
「かまぼこは大好きでよく家で食べているけれどどこにでも持ち運べて、いつでも手軽にお菓子のように食べられたらもっといいなぁ、と思って「かまぼこチップス」を考えました」
・制作者の声(鈴廣かまぼこ 石井一樹さん)
「かまぼこ、伊達巻、カニカマなど様々な形や大きさの練り製品をフリーズドライしました。かまぼこの種類によって乾燥前の下ごしらえ方法を変えることで、パリパリ、サクサクに仕上げることができました!」
●試作かまぼこを限定販売?
他にも数点のアイデアを発表させて頂いている。今回、全国の小学生の皆さんから頂いた「夢のかまぼこ」をいくつか再現できた。発表後、反響が大きかったものは今後販売する予定だ。
この件に関するお問い合わせ先は全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会まで(電話03-3851-1371)。