外食市場5月の動向(JF)

3ヶ月ぶりに全体売上げ
前年を上回る!!

 5月の全体概況はGWを含む土日休日数が前年より多く、またGW中も好天に恵まれたこと、全国的に気温が高かったこと等から、FR、DRを中心に客数、売上げが好調に推移し、全体売上げは100.8%と3ヵ月ぶりに前年を上回った。一方、FFは洋風の低迷が影響し、6ヵ月連続して売上げが前年を下回った。
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 業態別概況ではファーストフード業態の全体売上げは97.0%と前年を下回った。洋風はキャンペーンが奏功し好調となったところもあったが、異物混入問題の影響が引き続き残り、売上げは89.1%と大きくマイナスとなった。
 和風は引き続き、客数は厳しいものの客単価は上昇し、売上げは104.6%となった。麺類は新メニューが好調で客数•客単価ともに伸び、売上げは109.1%と大きく伸びた。持ち帰り米飯・回転寿司は、一部で昨年値引きキャンペーンを行っていた反動で、客数減、売上げもわずかに前年を下回った。その他は「アイスクリーム」が気温が高かったことや、GWに行った値引きキャンペーンなどが好調で売上げはプラスとなった。
 ファミリーレストラン業態の全体売上げは106.6%と、好調を維持し25カ月連続して前年を上回った。業種別では「中華」で客数が前年を下回った以外は、客数・客単価・売上げとも引き続き好調で、前年を上回った。
 パブ・居酒屋業態の「パブ・ビアホール」は、気温が高い日が多かったことなどから好調となった一方、「居酒屋」は店舗数が減少している影響もあり、引き続き客数・売上げはマイナスとなった。
 ディナーレストラン業態は出店効果で客数がプラスとなったことに加え、客単価が引き続き好調で、売上げは前年を上回った。喫茶業態は土日休日が多かったことから、ビジネス街立地の店では客数にマイナスとなったが、引き続き季節メニュー等で客単価が上昇、売上げは前年を上回った。
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