11月の外食産業市場動向調査

売上げは6カ月ぶりに前年を上回る
FF(和風)の売上げは110.8%に

 11月の全体概況は比較的天候に恵まれ、前年より土・日・祝日の合計が2日多く、引き続き客単価が堅調に推移したことなどから、全体売上げは前年比101.9%と6カ月ぶりに前年を上回った。
 業態別概況ではファーストフード業態は全体売上げは100.5%と6カ月ぶりに前年を上回った。
洋風は売上げが94.2%と前年を下回ったが、前月の88.3%より下げ幅は少なくなった。和風は季節メニュー等により客数・客単価ともに好調で、売上げは110.8%となった。

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 麺類は新メニューの投入等で客数が増加し、売上げは107.0%。一方、持ち帰り米飯•回転寿司は、店舗数・客数が減少し、売上げはわずかに前年を下回った。その他は「カレー」「アイスクリーム」などのメニュー訴求が奏功し、好調に推移した。
 ファミリーレストラン業態の全体売上げは、105.9%と昨年5月以降継続して前年を上回る傾向が続いている。洋風は季節フェア・セットメニュー・サイドメニュー等の販促による客単価の上昇が休祝日数の増加とあいまって、売上げは105.6%となった。
 和風は客単価•店舗数が増えて売上げは106.2%、中華は客数が減少したものの客単価が上昇し売上げは102.4%、焼き肉は客数が108.4%と大きく増え、売上げは112.1%と33カ月連続して前年を上回った。
 パブ・居酒屋業態はビジネス街立地の店舗では金曜日が昨年より1日少なかった影響もあり、全体客数は93.2%、全体売上げも92.7%と前年を下回った。その中でパブ・ビヤホールは、女性客やリピーターの取り込み等これまでの取り組みの積み重ねもあり、売上げは101.7%と前年を上回った。
 ディナーレストラン業態は店舗数・客数・客単価が堅調で、売上げは104.7%と9カ月連続して前年を上回った。喫茶業態は平日の減少がとくにビジネス街立地の店舗に影響し、全体の客数は減ったが、季節限定商品の積極導入等により客単価が上昇、売上げは100.6%となった。

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