キャパシティーは70億円まで見込める
2014.10.09(木)
(株)サンクゼール(本社上水内郡飯綱町、久世良三社長)は、「サンクゼール」及び「久世福商店」を全国展開しており、9月26日にオープンした「サンクゼールイオンモール各務原店」が54店舗目、昨年12月に初オープンした「久世福商店」も順調に出店を続け、この10月は新たに3店舗を開店する(イオンモール福岡店10/10、高知大丸店10/15、イオンモール京都桂川店10/17)。11月にも両店合わせて3店舗の開店となる。
久世福商店は〝和をベース〟とした日本全国のうまいものをテーマに、自らの脚で探し出した日本各地の選りすぐりの食材を取り揃えており、そのウリは「それぞれの故郷で愛される逸品を探しに来てください!」である。
また、「1杯の味噌汁にほっと心休まる食卓を夢見て...というコンセプトもあり、普段の暮らしの中で身近な存在となれる店舗も目指しているんです」と久世良三社長は話してくれる。同店の店舗概要等については、弊紙電子版の昨年12/17、今年の7/9号を参照にして頂きたい。
さて、同社は新業態久世福商店の展開、ロジスティック機能内製化等の中長期的な経営戦略を実行するにあたり、既存の飯綱町本社敷地では手狭で物理的(スペース的)にカバーしきれい状況となったため、新拠点構築のために隣町の信濃町に敷地約3万坪を昨年9月に取得した。
この信濃町センターには昨年11月にロジスティック部門が移管し、今年3月には管理部門を含めた本部機能が移管した。なお、本社は飯綱町のままとなっている。
具体的には物流棟(2379.72平方㍍)は1階が1311.57平方㍍あり、サンクゼール中心の商品・資材倉庫、ジェラート工場がある。2階は1068.15平方㍍あり、久世福商店中心の商品・資材倉庫、工場となっている。事務所棟(842.85平方㍍)は1階が428.25平方㍍あり、応接室、物流ギフト加工を設け、2階は414.60平方㍍の事務所となっている。
今後は飯綱町の現製造工場機能も移管し、ショップ等の併設も含め、周辺環境整備を計画している。飯綱町の本社敷地内はワイナリーとショップ、飲食店のみとなり、将来は併設した敷地に宿泊施設のコテージも検討しているようだ。
樹々や緑に囲まれた信濃町センターの事務所は、写真に見るように各部署の仕切りがなく開放感に溢れている。新しい発想やアイデアがドンドン生まれてくる雰囲気だ。この事務所と物流センター等の移転で、そのキャパシティーは年商70億円まで見込めるという。現在の年商が約50億円、パートも入れた全従業員は500名になっている。
<久世福商店NEW OPEN店舗一覧>
●店舗名称 久世福商店 イオンモール福岡店
http://fukuoka-aeonmall.com/
住所 〒811-2303 福岡県糟屋郡糟屋町大字酒殿字老ノ木192-1 イオンモール福岡1F
OPEN日 10月10日(金)
営業時間 9:00~21:00
●店舗名称 久世福商店 高知大丸店
http://www.kochi-daimaru.co.jp/
住所 〒780-8566 高知県高知市帯屋町1丁目6番1号B1F
OPEN日 10月15日(木)
●店舗名称 久世福商店 イオンモール京都桂川店
http://kyotokatsuragawa-aeonmall.com/
住所 〒601-8601 京都府京都市南区久世高田町376番1 イオンモール京都桂川1F
電話 075-925-9705
OPEN日 10月17日(木)
営業時間 9:00~22:00