サントリー(株)は、常温の缶から“飲食店の生ビール※1”が提供できる業務用新ビールサーバー「nomiigo(ノミーゴ)」のテスト展開を、10月5日(木)から開始する。
※1 口あたりのよいクリーミーな泡と適正な温度を実現したビール
   近年、ライフスタイルや価値観の変化とともに、お酒に対する向き合い方も多様化が進んでいる。実際に新型コロナウイルス感染症拡大前に比べると、カフェやファストフード店などさまざまな場所でお酒の飲用意向は高まっている※2。
   また、飲食店に行く機会をより貴重なものと捉え、飲むお酒にも高い品質を求めるといった動きがある※2こともわかった。一方で、国内の約４分の1※３の飲食店が、樽生を開栓してから使いきるまでの品質保持の観点※4から樽生ビールサーバー導入が難しく、これまで“飲食店の生ビール”を提供できなかった。
※2 2023年9月当社ＷＥＢ調査(N=1,000）
※3 同社推計
※4 樽容器は開封後３日以内での使用を推奨している
   「nomiigo」はこのような世の中の変化を踏まえて、同社ビールカンパニー イノベーション部が、「ビアボール」「サントリー生ビール」に続き開発した、今までにない業務用新ビールサーバーだ。これまで樽生ビールサーバーの導入が困難であった飲食店でも、常温の缶から“飲食店の生ビール”の提供を可能にする。同社は「nomiigo」の展開によって、飲食店に寄り添う活動をより一層進めるとともに、ビール類市場の活性化を目指す。
●「nomiigo」の特長•メリット
〇常温の缶が使用できるため、あらかじめ中味(缶)を冷やしておく必要がない(冷えた缶も使用可能）
〇口あたりのよいきめ細かくクリーミーな泡と、飲食店で提供される温度(4℃程度)のビールを提供できる
〇樽生ビールサーバー非設置の飲食店で使用可能
〇一缶注ぎ切りのため、一杯一杯“あけたて”で提供できる
〇配管内にビールが残らず洗浄時のビールロスを最小化できる
〇メンテナンスが容易で作業負荷が低減
●操作方法
〇ビールを注ぐ手順
①未開栓の３５０ml缶をサーバーにセットする
②[セット]ボタンを押してビールを抽出する
③[泡モード]ボタンを押して泡を抽出する
④[取り外し]ボタンを押して、使用済の缶を取り出す
〇メンテナンス(一日の営業終了後）
①付属している「nomiigo」専用の洗浄容器に水を入れる
②ビールを注ぐ際と同様にセットして「洗浄」ボタンで洗浄する
③その他付属品を水洗いする
＜開発者のコメント＞
サントリー(株）ビールカンパニー マーケティング本部イノベーション部 伊藤優樹(マーケティング担当）

   飲用場所やシーンなど、お酒に対する向き合い方が多様化する中、うまいビールでお客様を笑顔にしたいという思いから「nomiigo」を開発した。“飲食店の生ビール”のうまさの秘訣は、クリーミーな泡と適正な温度です。一部の飲食店様では開封後の品質保持の観点から、樽生ビールサーバーの設置による“飲食店の生ビール”の提供が困難でした。「nomiigo」を通じてうまいビールをより多くの方に届けることで、お客様を笑顔にし、ビール類市場を活性化させていきたいです。
 
   この件に関するお客様からの問い合わせ先は サントリーお客様センターまで(https://www.suntory.co.jp/customer/)。