2023.04.04(火)

ホシザキが食器洗浄機主要3タイプをモデルチェンジ
使い勝手向上で多様化する市場に対応、ランニング
コスト低減を実現

   ホシザキ(株)(本社愛知県豊明市、小林靖浩代表取締役社長)は、食器洗浄機の主要3タイプをモデルチェンジする。4月初旬より順次、ホシザキの販売会社を通じて販売する。
   ホシザキでは1981年より食器洗浄機の販売を開始した。食器洗浄機は人件費削減効果が高いことから飲食店で広く採用されていたが、近年は市場の多様化が急激に進んでいる。具体的には1)アルバイトや外国人就労者の増加によるユーザーの多様化、2)食器以外の調理関連器具など洗浄対象物の多様化、3)コンビニエンスストアなど採用業種の多様化等が挙げられる。
   このような市場の多様化や、慢性的な人手不足、昨今の物価上昇に対応するため、誰でも簡単に操作できること、さらなる使い勝手の向上、ランニングコスト低減を考慮して製品開発を行った。
   大きな改良点はノズル構造。手入れしやすくし、洗浄力を維持しながら、すすぎ水量を従来機の2リットルから1.8リットルへ※1と10%削減を実現した。使用水量が減ることで、エネルギー使用量、洗剤量が削減できるため、ランニングコストを低減でき、環境負荷低減にも貢献する。今回モデルチェンジするのは、アンダーカウンター、小形ドア、ドアの3タイプだ。設置スペースや用途にあわせて最適なタイプを提案する。

アンダーカウンタータイプ
<主な特長>                                                        
●洗浄•すすぎ一体型ノズル
   従来機では別であった洗浄ノズルとすすぎノズルを一体構造とし、ワンタッチ脱着式を採用した。清掃などにかかる時間が減り、日々の作業負荷を低減する。 

洗浄•すすぎ一体型ノズル
●ランニングコスト低減
   すすぎ水量を従来機より10%少ない1.8リットル※1とした。これにより、使用水量、水を温めるためのエネルギー使用量、洗剤量を削減でき、ランニングコスト低減を実現する。
●洗浄機の状態が一目でわかる液晶パネル
   オペレーションパネルを従来機の7セグメント※2ディスプレイから液晶パネルに変更し、洗浄機の状態が一目でわかるようになった。エラー時には文字とイラストで、発生事象と対応方法を表示する。
●庫内開口高さを拡大(アンダーカウンタータイプのみ)
   従来機と比較し、製品自体の高さは維持したまま、食器などの洗浄物を出し入れする扉を開けた際の庫内開口高さを5センチメートル高い37センチメートルとした。より大きな食器、調理器具などを洗浄できるようになった。 

庫内開口したところ(アンダーカウンタータイプ)
・モデルチェンジ製品 

※1一部の特定用途向けの派生機種を除く。
※2計算機などで見られる、7つの棒のようなセグメントにより数字やアルファベットを表す表示
   形式。

小形ドアタイプ

ドアタイプ