2023.02.13(月)

八海山雪室の雪中貯蔵庫で、今週雪入れ作業を実施
迫力ある作業を直接見られる特別見学ツアーは予約受付中
SNSで動画配信も予定(八海醸造)

   八海醸造(本社新潟県南魚沼市、南雲二郎代表取締役)が運営する複合施設「魚沼の里」の「八海山雪室」では、日本酒などを貯蔵する「雪中貯蔵庫」に毎年、新たな雪を加える作業を行っている。今年もまたその時期を迎え、いよいよ今週作業が行われる。毎日行っている雪中貯蔵庫見学ツアーで今週は、直にその迫力ある雪入れ作業を見られる可能性もあり、特典付きの特別ツアーも実施の予定。また、この雪入れにまつわる準備作業や雪入れの様子を自社のSNS(インスタグラムとフェイスブック)で随時公開する予定だ。

八海山雪室の雪中貯蔵庫には約1000㌧の雪が毎年入る
   清酒八海山のふるさと南魚沼は有数の豪雪地帯であり、多い年には冬に3メートルもの雪が降り積もります。長く厳しい冬が続く雪国の暮らしにとって、この雪は時にやっかいな存在だが、古くから先人たちは、この雪の力を活かした独自の暮らしや食文化を育んできた。
   その一つが「雪室」、雪国の知恵や工夫から生まれた“天然の冷蔵庫”だ。冷蔵庫の無い時代、年間を通して低温を保つ雪室は、野菜などを保存するだけでなく食品を冬場の凍結から守り、夏は室に残っている雪や氷を売るなど生活の糧としても活用した。
   この精神を引き継ぐのが「八海山雪室」の「雪中貯蔵庫」。施設周辺に降り積もる約1,000トンもの雪を毎年蓄えることで、年間を通して低温高湿な環境を安定的に保つ。八海醸造ではこの雪の冷気という “自然エネルギー” を活用して貯蔵した日本酒「純米大吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」や「純米大吟醸 八海山 雪室熟成八年」をつくり出しており、雪室ならではの熟成から引き出される独特の味わいは、好評をいただいている。

八海山雪室ならではの純米大吟醸2種
   今年は例年とはやや異なり、ここまで積雪量が豊富とはいえない状況となっているが、この機を逃さぬよう、今週新たな雪を蓄える作業を行う。近年は前述した「三年」や「八年」を味わうことで「雪室」にも興味をお持ちくださる方が国内外に多くいらっしゃることから、今回、自社のSNSを活用し、その作業の様子を随時公開する。また、同施設で毎日実施している雪中貯蔵庫ツアーでは、この雪入れ作業期間中に特別ツアーも実施する予定だ(詳細は後述)。「是非、この機会に、国内外の多くの皆様に弊社のSNSから迫力ある雪入れの様子をご覧いただき、清酒八海山を育む雪国の生活文化に興味をお持ちいただければ幸いです」と話している。

八海山醸造の魚沼の里にある「八海山雪室」
■八海山雪室とは
   八海醸造本社のある新潟県南魚沼市長森にある複合施設「魚沼の里」にある。毎年およそ1,000トンの雪を建物周辺から集め断熱処理を施した雪中貯蔵庫に入れ、雪が放つ冷気を庫内に行き渡らせることで、年間を通し平均4 度前後の低温に保つ。

雪入れ作業は迫力が凄い
■雪中貯蔵庫見学「特別ツアー」
<通常は当日店内申込制のツアーを、以下日程に限り事前web予約で受け付けます>
実施日程:2023年2月16日(木)、17日(金)、18日(土)、19日( 日)の4日間
実施時間:各日3回(①11:00―②13:00―③15:00―)
参加料金:無料
参加人数:各回10名まで
予約方法:下記web サイトよりお申し込みください(先着制)
https://coubic.com/uonumanosato/867628
予約特典:「純米大吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」「純米大吟醸 八海山 雪室熟成八年」の試飲無料
     ※先着順で、定員達し次第受付を終了する。
     ※ツアー会社様含む団体での受付はお受けしていない。予めご了承下さい。
     ※ご案内は日本語のみのツアーとなる。
     ※予約方法など詳細は上記web ページをご確認下さい。
八海醸造(株) https://www.hakkaisan.co.jp/ お客様相談室(電話0800-800-3865 )
魚沼の里webサイト https://www.uonuma-no-sato.jp/