2022.11.11(金

本格麦焼酎「いいちこ」でおなじみ三和酒類の新施設「辛島 虚空乃蔵」で
醸造した初挑戦のクラフトビール発泡酒『KOKU NO CRAFT 柚子エール』
世界的なビール審査会にてチャンピオンに(( 三和酒類)

   三和酒類(株)(本社大分県宇佐市、下田雅彦社長)が運営する、辛島 虚空乃蔵(からしま こくうのくら/大分県宇佐市)で醸造•限定販売している、発泡酒『KOKU NO CRAFT 柚子エール』が、世界5大ビール審査会の一つ「インターナショナル・ビアカップ2022」のボトル/缶部門の「Yuzu Beer」スタイルで、世界No.1クラスの外観、香り、風味を持つビールとして【金賞】を獲得、さらに「Japan Origin」カテゴリーにて、金賞受賞ビールの中から各カテゴリーの最も優秀なビールに与えられる【カテゴリーチャンピオン賞】に輝いた。

   「辛島 虚空乃蔵」は宇佐市が全国初の日本酒特区認定を受けたことから、醸造体験可能な日本酒の醸造場を有し、三和酒類初となる発泡酒醸造場を併せ持った施設として、2022年5月に誕生した。日本酒・ワイン・本格焼酎などのこれまでの酒造りで育んできた「麹と発酵の文化」をビールの世界にも広げ、酒の楽しさをお客様へお届けしたいとの想いを具現化したものが、新たな試みとなったクラフトビール「KOKU NO CRAFT」だ。
   「KOKU NO CRAFT」の原料には、地元宇佐市で栽培•収穫される大麦「ニシノホシ」の麦芽をベースとして使用し、副原料には長年焼酎製造で培った麹造りの技術を生かした大麦麹を使用している。麹が持つ酵素の働きによって、全く新しい独特の味わいのクラフトビールをつくり出すことができた。この度の受賞を機に、今後ますます大分•宇佐の恵みを、季節感や酔い心地と共に愉しんでいただける、そんなクラフトビールづくりに精進していくとしている。
「インターナショナル・ビアカップ2022」金賞・カテゴリーチャンピオン賞について
【辛島 虚空乃蔵 商品開発•生産チーム チームリーダー 渡邊裕太コメント】

   発泡酒(クラフトビール)は、原料•副原料の種類や発酵方法などの自由度が高く、バリエーションは無限にあると言える。それが開発の難しいところであり、醍醐味でもある。三和酒類の新たな試みであるクラフトビール事業を立ち上げるにあたり、数多く試作を重ねてまいったが、なかなか求める味わいに辿り着けなかった。
   そんなタイミングで鹿児島市SHIROYAMA HOTEL kagoshimaの城山ブルワリー様に醸造研修に行かせていただいたことは大変幸運でした。ヘッドブルワーの倉掛智之様から、レシピの組み立て方、素材の個性の引き出し方を学び、製造方法の要点を掴むことができた。受賞した柚子エールも、この研修にてヒントを得た手法を用いており、このような高い評価をいただけたことを大変嬉しく受け止めている。今後も研鑽を重ね、より美味しく面白い味わいのクラフトビールを造っていく。
 
「インターナショナル・ビアカップ」とは

   「インターナショナル・ビアカップ」(IBC:The International Beer Cup)」は、International Craft Beer Days(ICBD)実行委員会の主催で1996年から毎年日本で開催されている。毎年開催される審査会の中では、世界で一番歴史のあるビール審査会であり、世界5大ビール審査会の一つでもある。
   今年は16か国から1,111点のビールが出品された。米国ブルワーズ協会の認可を受け、ビアスタイルの世界標準と言われるワールド・ビアカップのガイドラインを基礎とした独自のビアスタイル・ガイドラインに定義された総計118ビアスタイルを基準としている。
   審査技術の教育を受けた日本地ビール協会認定ビアジャッジ、国内外ブルワー、及び世界5大ビール審査会での審査員経験者である海外からの審査員が務め、完全ブラインド方式で公平、公正な審査が行われる。
   審査員は基準を使用して第1段階を通過したビールの外観、風味、バランスを評価しながら、各ビアスタイルのメダルの色を決定する。各ビアスタイルの金賞、銀賞、銅賞は、通常1つのビールに対してのみ与えられる。若しくはふさわしいものがない場合は該当なしとなる絶対評価方式を採用していることが特徴だ。
   また、バランス・飲みやすさ・全体的な印象・追加成分などの包括的な評価により、いくつかのスタイルで構成される12のカテゴリーの金賞受賞ビールの中から「カテゴリーチャンピオン賞」を決定する。
メダルの色の基準は次のとおり。
金賞:ビールスタイルガイドラインに完全に従い、世界No.1クラスの外観、香り、風味を持つ
   ビール
銀賞:ビールスタイルガイドラインに深く従い、優れた外観、香り、風味を持つビール
銅賞:ビールスタイルガイドラインに従い、優れた外観、香り、風味を持つビール
■インターナショナル・ビアカップ2022 サイト:https://beertaster.org/ibc/ibc22/index_ibc22_e.html
「KOKU NO CRAFT 柚子エール」について

   大分県宇佐市産の大麦「ニシノホシ」の麦芽と、大分麦焼酎®「西の星」の製造で使用される「大麦麹」、宇佐市院内町の(株)櫛野農園様で丹念に育てられた「柚子」をふんだんに使用して製造した。柚子の香りがしっかりと感じられ、やわらかくなめらかな口当たりとさっぱりとした味わいが特長の発泡酒(クラフトビール)だ。味の濃いお料理や、お刺身やカルパッチョといった料理•アテに合わせてお愉しみいただける。
【商品概要】
商品名:KOKU NO CRAFT:No.2 柚子エール
アルコール分:5%
原材料名:大麦麦芽(国内製造)、小麦麦芽、柚子果皮、柚子果汁、大麦麹、ホップ
内容量:330ml
店頭価格(税込):660円
※三和酒類株式会社「辛島 虚空乃蔵」での店舗限定商品


※大分麦焼酎は大分県酒造組合の商標
辛島 虚空乃蔵について
   「辛島 虚空乃蔵(からしま こくうのくら)」は、三和酒類(株)が大分県宇佐市で運営する、蔵出しの日本酒や初挑戦となる発泡酒を味わうことができ、「識る•感じる•愉しむ」の体験を通して酒づくりの文化や発酵の魅力を身近に感じていただける施設だ。「宇佐から、世界へ『麹と発酵』の魅力を伝えたい」との想いから、2022年5月にオープンした。
   「酒蔵見学」や「日本酒づくり体験」など、宇佐の気候風土が育んだ酒づくりや麹と発酵文化を体験できるプログラムを用意。普段は目にすることのない酒づくりの様子や蔵人たちとの会話を通して、日本酒文化や発酵文化を発信している。
   また、三和酒類オリジナルの発泡酒(クラフトビール)や蔵出しの日本酒といった限定酒をはじめ、大分産の食材を使ったアテ、地域店とコラボしたコーヒーやスイーツなどこだわりの品々を用意。ここでしか味わえないおいしさをお愉しみいただける。




■所在地:大分県宇佐市辛島4-3
■営業時間:10時~17時
■定休日:毎週水曜日、お盆、年末年始
■入園料:無料
■Webサイト:辛島 虚空乃蔵ホームページ:https://www.sanwa-shurui.co.jp/factory/karashima/
 
三和酒類株式会社について
   三和酒類(株)は麦焼酎「いいちこ」をはじめとした、日本酒・ワイン・ブランデー・リキュール・スピリッツ、大麦発酵液を原料とした食品素材など、発酵に関わるものづくりを幅広く手がける総合醸造企業だ。
■本社所在地:大分県宇佐市大字山本2231番地の1
■設立:1958年
■事業内容:酒類食品製造業
■HP:https://www.sanwa-shurui.co.jp
 
   この商品に関するお問い合わせは三和酒類(株)お客様相談室まで( 電話0978-32-1431   FAX 0978-33-3030)。