2022.06.22(水

沖縄産ラム「ONERUM」の第4弾商品、粟国島の黒糖を使った
『AGUNI ISLAND RUM』を発売、瑞穂酒造が挑む「さとうきびで
沖縄にさらなる熱気を」もたらすラムづくりプロジェクト

   沖縄の酒造所、瑞穂酒造(沖縄県那覇市、玉那覇美佐子代表取締役)が主宰する、170年に渡り積み重ねてきた泡盛づくりの技術を再構築し、沖縄のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM(ワンラム)」は、第4弾として粟国島の黒糖を使用したラム「AGUNI ISLAND RUM(アグニ アイランドラム)」を開発。6月27日(月)より沖縄から先行発売、7月7日(木)より全国の取引先にて随時発売する。初回800本限定でリリース予定だ。

   沖縄の酒造所の瑞穂酒造(沖縄県那覇市、玉那覇美佐子代表取締役)は、170年余の歴史の中で、先人から受け継がれてきたフロンティアスピリッツのもと、人、自然、微生物と共生しながら、沖縄だからこそ、瑞穂酒造だからこそできる酒造りに、積極的にチャレンジしてきた。
   ONERUMの取り組みのひとつであるSingle Island Series(シングルアイランドシリーズ)では、離島8島でつくられている黒糖を使用し、各島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の個性を引き出したラムを開発する。
   シリーズ第4弾の「AGUNI ISLAND RUM」は、青りんごやハチミツのような、爽やかで華やかな香りと、クリームの様な甘い風味、クリアな飲み口が特徴的で、余韻はすっきりとしている。ほのかに焼きたてのパンやアプリコットのニュアンスも感じられる。アルコール度数を感じさせないほど、口当たりや余韻のキレが良く、様々なカクテルでお楽しみいただける。
   シンプルなソーダ割りやトニック割りでは、すりおろしたりんごの様なフレーバーが広がり、美味しくいただける。さらにロックでは不思議とアップルパイのニュアンスが現れ、シナモンとの相性も抜群だ。
   上記の特徴を生かし、本商品とりんごジャムでつくるハイボールに、シナモンで仕上げるカクテルは、是非お薦めしたいレシピだ。カンパリ、ベルモット、マラスキーノ等、リキュールとの相性も良く、オリジナルなカクテルをご堪能頂ける。お好きなカクテルでお愉しみ下さい。粟国島に由来した香りや味わいを自由にお楽しみ下さいという。
<商品情報

ブランド名:ONERUM
シリーズ名:Single Island Series
商品名:AGUNI ISLAND RUM
発売日:2022年6月27日(月)沖縄県内先行発売、7月7日(木)より全国発売
取扱店舗:瑞穂酒造株式会社、LIQUID、その他各酒販店にて
原材料名:黒糖(沖縄県産)
酵母:沖縄県本部町の桜の花から分離したさくら酵母
アルコール分:47%
内容量:500ml
価格:¥4,290(税込価格)
生産本数:800本/1st batch
アートディレクション&デザイン:BOOTLEG
イラスト(ラベル):千海博美
クリエイティブディレクション:LIQUID
製造者:瑞穂酒造株式会社
公式サイト:https://onerum.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/onerum.okinawa/
 
<粟国島
   沖縄本島から北西へ60km。火山活動の痕跡が残る粟国島には、数多くのソテツが自生しており「ソテツの島」とも呼ばれている。堆積した火山灰でできた絶壁の筆ん崎、その崖上にあるマハナ展望台からは、大自然がもたらす絶景を堪能することができる。何千匹ものギンガメアジがトルネード状に群がる夏の海の光景は島の風物詩だ。粟国島では主にさとうきび品種Ni15、Ni22、Ni27が栽培されている。
市町村名:粟国村
人口:679人(2022年時点)
面積:7.62 k㎡
位置:E127°13′38″  N26°34′57″
黒糖年間生産量:190t(2020年から2021年までの1年間)

中に自生するソテツ

筆ん崎の上にあるマハナ展望台

トルネード状に群がるギンガメアジ
ONERUM PROJECTとは
   瑞穂酒造は2020年11月、先人たちが受け継いできた伝統的素材のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM」を結成、始動した。生産農家、大学、研究機関、酒類の従事者が一丸となり、ラムの開発をはじめ、さとうきびの品種や産地、製糖方法、そしてラムの新たな楽しみ方などを探究している。
   沖縄の偉人·儀間真常の功績により広まったとされる、400年の歴史を誇る沖縄のさとうきびは、沖縄の各所で作られている。また、さとうきびから黒糖をつくる製糖工場が、沖縄県では離島8島(粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島)にある。
   本プロジェクトでは、さとうきびと、これら離島8島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の、2つの原料に着目し、シングルアイランドシリーズ、ブレンデッドアイランズシリーズ、ワンアイランドシリーズの、3種のシリーズを展開する。
   特にワンアイランドシリーズでは、自社ファームでさとうきびを栽培し、品種から研究しラムに適したさとうきびを探索する(3種のシリーズの詳細は下記をご覧下さい。また今回のAGUNI ISLAND RUMはシングルアイランドシリーズに該当する)。さとうきびで沖縄にさらなる熱気を。「ONERUM」はワインのように、さとうきび畑のテロワールを楽しめるラムを、また、世界に通用するラムをつくりだし沖縄がラムの聖地になることを目指す。
ONERUMが展開する3種のシリーズ
Single Island Series(シングルアイランドシリーズ)
   離島8島でつくられている黒糖を使用し、1島ごとにラムをつくる。各島の風土や生産方法の違いからうまれる黒糖の個性を引き出したラムで、2023年3月までを目標に、8種類のラムを発売する予定だ。島に由来した香りや味わいをお楽しみ下さい。今回のAGUNI ISLAND RUMに続き、次回は第5弾として小浜島のラムのリリースを予定している。
Blended Islands Series(ブレンデッドアイランズシリーズ)
   各島の黒糖からできる個性豊かなラムを主体に、様々な原酒を自由にセレクトし、調和と多様性を感じるベストバランスなラムを目指す。沖縄へ製糖技術が伝来して400年を迎える2023年に第1弾を発売予定だ。
One Island Series(ワンアイランドシリーズ)
   2021年2月に植え付けをスタートした、自社ファームで育つさとうきびを中心に、農業からラムの風味を探究するシリーズだ。さとうきびの品種や土壌、栽培方法等、様々なアプローチを行い、新しい沖縄のアグリコールラムを提案する。
8島の位置関係

8つの島の「沖縄黒糖®」 出典:沖縄県黒砂糖協同組合
ONERUM プロジェクトチーム
主催:瑞穂酒造        
共同研究:琉球大学、鹿児島大学、沖縄県工業技術センター、他
原料サポート:JAおきなわ
開発サポート/県内アンバサダー:TEAM HALOW 農業サポート/研究:農水苑 虹 開発コンサルティング/県外アンバサダー:野村空人 クリエイティブディレクター:LIQUID 制作サポート•プロモーション:小針真悟 粟国
ラムの楽しみ方も探求

粟国島のソテツや絶壁が描かれたラベル 

AGUNI ISLAND RUMはオンザロックにするとアップルパイのニュアンスが現れる
 
瑞穂酒造株式会社   瑞穂酒造

瑞穂酒造
   琉球国王尚泰王即位の年、1848年首里の地で創業。170年余の歴史の中で、先人から受け継がれてきたフロンティアスピリッツのもと、人、自然、微生物と共生しながら、沖縄だからこそ、瑞穂酒造だからこそできる酒造りに、積極的にチャレンジしてきた。
   「一口で沖縄の魅力が伝わるクラフトジン」をコンセプトに、沖縄のさくら酵母仕込みの泡盛を使ったジン「ORI-GiN1848」シリーズも展開。ロンドンで50年以上に渡り開催されている酒類の品評会•インターナショナル ワイン&スピリッツ2021にて、3アイテムがゴールドを受賞、3部門8アイテム受賞している。
 
<参考情報>瑞穂酒造 IWSC2021 受賞実績


   お客様からのお問い合わせ先は瑞穂酒造(株)まで(電話098-885-012  WEB https://mizuhoshuzo.co.jp/ )。