2017.03.13(月) |
FOODEX JAPAN2017にて試作品を初展示 |
---|
米粉ぱん
第一屋製パン(株)(前川智範代表取締役社長)は、特定原材料7品目※1不使用、国産の米粉を100%使用した「米粉ぱん」を研究開発した。この商品は農林水産省が実施する「外食産業と連携した農産物の需要拡大対策事業」に応募し、国産米を主な原料としている。
同商品は今後、特定原材料7品目を持ち込まない専用工場に製造委託する予定で、2017年中に外食業界をはじめ全国への販売(冷凍)を目指している。それに先立ち、3月7日~3月10日に開催した「FOODEX JAPAN 2017」にて試作品として展示※2した。
※1卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生
※2(公社)米穀安定供給確保支援機構ブース内
〈開発の経緯〉
近年、食物アレルギーをはじめ、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をもつ子どもが増えている。特に食物アレルギーについては、3歳児の16.7%がこれまでに症状有り、かつ診断有りという調査結果が出ており、10年前に比べ2倍近く増加※3している。食物アレルギーを持つ子どもにも、家族や友だちと同じ食事を楽しんでいただきたいという思いから、研究開発に着手した。
※3 出典:『アレルギー疾患に関する3歳児全都調査(平成26年度)』東京都健康安全研究センター)
〈商品特長〉
小麦粉を一切使用せず、主原料に新潟県産の米粉と秋田県産の米ピューレを使用した。米粉の特徴を活かし、しっとりとした食感が特長のパン。加熱調理が不要で、自然解凍で美味しくお召し上がりいただける。お子さまも食べやすい小さなサイズから、ご家庭で便利な食べきりサイズまで用意した。なお小麦を一切使用しないグルテンフリーパンとしてもお召し上がりいただける。
〈こだわり〉
●新潟県産米粉
微細粉砕された米粉であるため、ふんわりとした食感をお楽しみいただける。
●秋田県産の米ピューレ
保湿性があり、しっとりもっちりした食感を持たせる。お米のやさしい甘みをお楽しみいただければ幸いだ。
●特定原材料等7品目不使用
●乳化剤・イーストフードは不使用
〈ラインナップ〉
プレーン米粉ぱん(丸型)
玄米入り米粉ぱん(四角)
米粉ミニ食ぱん
また今後、商品の発売に向けて、同ホームページに「米粉ぱんブランドサイト」を開設する。こちらでは商品や米粉の産地情報、お米の育成状況など、お客さまと農家をつなげる情報をお伝えしていく。
「米粉ぱんブランドサイト」
http://www.daiichipan.co.jp/komekopanproject/
※本展示会で展示する商品のみ、試作品段階のため、特定原材料7品目を取り扱う環境で製造する。
この件に関するお問い合わせ先は第一屋製パン(株) 商品本部商品開発部[担当者名]米田•鈴木まで(電話042-344-7463 [Email] t_suzuki@daiichipan.co.jp)。