2024.09.25(水) |
ウメ新品種「和
わ郷
ごう」と「麗
れい和
わ」の特性をまとめた
標準作業手順書を公開、受粉樹が不要で果実が大きく、ヤニ果の
発生が少ない品種の普及拡大を目指して(農研機構)
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農研機構は「ウメ新品種『和郷』と『麗和』標準作業手順書」を9月25日ウェブサイトで公開した。「和郷」と「麗和」は受粉樹が不要な
自家和合性
1)で、果実が大きく
ヤニ果
2)の発生が少ない品種だ。本手順書では「和郷」と「麗和」の特性や栽培上の留意点を分かりやすく解説している。
近年、開花期の天候不順の影響でウメの生産量が少なくなる年が増えている。この原因の一つに、 自家不和合性 3)品種が安定して結実しないことが考えられる。結実するために受粉樹が必要な自家不和合性品種は、受粉樹があっても開花期の天候不順によって訪花昆虫の活動が低下すると結実不良となる。ウメの生産を安定させるために、受粉樹の要らない自家和合性で、果実が大きく、ヤニ果の発生が少ない品種が求められている。
本手順書では農研機構が育成した、自家和合性で果実が大きく、ヤニ果の発生の少ないウメ新品種「和郷」と「麗和」の特性や栽培上の留意点などを分かりやすく解説している。
【利用方法】
・以下のURLより、標準作業手順書のサンプル版(PDF)をどなたでもご覧いただけます。
・標準作業手順書全編のご利用には利用者登録(無料)またはログインが必要です。
以下のURLより「ログイン/利用者登録」のページにアクセスすることができる。
ウメ新品種「和郷」と「麗和」標準作業手順書
URL: https://sop.naro.go.jp/document/detail/132
関連情報
予算 : 運営費交付金
品種登録番号 : 和郷「29370号」、麗和「29369号」(令和4年8月17日)
<用語の解説>
自家和合性
同じ品種の花粉で結実する性質のこと。自家和合性は結実が安定し、受粉樹も不要である。
ヤニ果
ウメ果実に発生する生理障害で、樹脂症果とも呼ばれる。果実に樹脂が蓄積するもので、発生した果実の梅干し製品は品質が悪くなるため大きな問題となっている。
自家不和合性
同じ品種の花粉を受粉しても受精、結実しない性質のこと。結実させるためには受粉樹が必要だ。
この件のお問い合わせ先
研究推進責任者 : 農研機構果樹茶業研究部門所長 井原史雄
研究担当者 : 同果樹品種育成研究領域主席研究員 八重垣英明
広報担当者 : 同果樹連携調整役 藤野賢治

近年、開花期の天候不順の影響でウメの生産量が少なくなる年が増えている。この原因の一つに、 自家不和合性 3)品種が安定して結実しないことが考えられる。結実するために受粉樹が必要な自家不和合性品種は、受粉樹があっても開花期の天候不順によって訪花昆虫の活動が低下すると結実不良となる。ウメの生産を安定させるために、受粉樹の要らない自家和合性で、果実が大きく、ヤニ果の発生が少ない品種が求められている。
本手順書では農研機構が育成した、自家和合性で果実が大きく、ヤニ果の発生の少ないウメ新品種「和郷」と「麗和」の特性や栽培上の留意点などを分かりやすく解説している。
【利用方法】
・以下のURLより、標準作業手順書のサンプル版(PDF)をどなたでもご覧いただけます。
・標準作業手順書全編のご利用には利用者登録(無料)またはログインが必要です。
以下のURLより「ログイン/利用者登録」のページにアクセスすることができる。
ウメ新品種「和郷」と「麗和」標準作業手順書
URL: https://sop.naro.go.jp/document/detail/132

関連情報
予算 : 運営費交付金
品種登録番号 : 和郷「29370号」、麗和「29369号」(令和4年8月17日)
<用語の解説>
自家和合性
同じ品種の花粉で結実する性質のこと。自家和合性は結実が安定し、受粉樹も不要である。
ヤニ果
ウメ果実に発生する生理障害で、樹脂症果とも呼ばれる。果実に樹脂が蓄積するもので、発生した果実の梅干し製品は品質が悪くなるため大きな問題となっている。
自家不和合性
同じ品種の花粉を受粉しても受精、結実しない性質のこと。結実させるためには受粉樹が必要だ。
この件のお問い合わせ先
研究推進責任者 : 農研機構果樹茶業研究部門所長 井原史雄
研究担当者 : 同果樹品種育成研究領域主席研究員 八重垣英明
広報担当者 : 同果樹連携調整役 藤野賢治