2024.02.05(月)

青木商店と農研機構が新品種を共同育成
オリジナルいちご 『アオハルカ』 全国の店舗で商品化
ビタミンCは1.5倍※1ジュースやタルトに合うバランス良い味わい

   (株)青木商店(本社福島県郡山市、青木大輔代表取締役社長)と、国立研究開発法人農業•食品産業技術総合研究機構(久間和生理事長)は、いちご新品種 af01を共同で育成した。この新品種の育成は、青木商店と農研機構で2018年より進めてきたものだ。
   青木商店はこの度af01をオリジナルいちご『アオハルカ』(商標出願中)として全国で展開するジュースバー事業やフルーツタルト&カフェ事業のジュースやスムージー、フルーツタルト等の商品に使用して販売し、またフルーツショップ事業でも期間•店舗限定で生果の販売を行う。

※1日本食品標準成分表八訂増補2023年版より

オリジナルいちご『アオハルカ』
育成の背景
   いちごは爽やかな食味で皮を剥かず食べることのできる手軽さもあって、幅広い世代から高い人気を得ている。また、生果だけではなく加工食品として様々な形態で利用されており、近年は消費者ニーズの多様化とともにフルーツジュースやフルーツタルト等、その利用範囲は拡大している。
   また、最近では果物や野菜に含まれる栄養成分や健康機能性成分が注目されるようになってきているが、いちごではビタミン C を豊富に含むことが着目されている。そこで青木商店と農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で、2018年より加工適性に優れ、かつ多収性を有したいちご品種の育成を進めてきた。その結果、良食味でビタミンC含量が豊富で高い抗酸化活性を有する新品種の育成に成功し、2021年11月「af01」という名称で品種登録出願を行った。
 
オリジナルいちご『アオハルカ』について
   青木商店は今年創業100周年の節目を迎えるにあたり、農研機構と共同育成した「af01」に『アオハルカ』という名称を付け、両者の知見を結集したブランドいちごとして世の中に広めていきたいと考えている。
   2年間の調査から『アオハルカ』は特にビタミンC含有量については、一般的ないちごが生果 100g当たり62mg(※2)に対して、97mg(1月収穫分調査)とおよそ1.5倍含まれるいちごとなっている。また青木商店2023年12月調べで、一般的ないちごと比べて葉酸は1.1倍、食物繊維は1.21倍含まれていた。
   『アオハルカ』の名前は、青木商店の「アオ」の文字とこの美味しいいちごが遥か(ハルカ)彼方、日本中の人たちに食べて欲しいという思いを込め名付けた。また、甘さと酸味を併せ持った味は青春のような甘酸っぱさを想起させるため、青春をアオハルと読み合わせることをかけて、「アオ」+「ハルカ」と名付けた。
※2日本食品標準成分表八訂増補2023年版より

オリジナルいちご『アオハルカ』ビジュアル
 
『アオハルカ』を使った商品を4つのブランドで展開

FRUITS IN LIFE 商品『至高アオハルカ』              

一果房 商品『ふるか』(左)『一果のパフ(中央)『旬の一果』(右)
   「FRUITS IN LIFE」は、2021年3月に東京ミッドタウンにオープンし、食習慣としてフルーツを食べる「フルーツ食」をテーマにスロージュースやプラントベース(植物由来)を中心とした商品を提案している店舗。FRUITS IN LIFE では、『アオハルカ』をたっぷりと使った贅沢なスムージー『至高アオハルカ』を販売する。
   「一果房」は2023年10月、自由が丘の新しい商業施設「JIYUGAOKA de aone」内にオープンした、季節ごとに最もお勧めしたい”ひとつのフルーツ”にスポットを当てたフルーツジュースやスイーツを提供する店舗だ。一果房では、『アオハルカ』を使用したオリジナルパフェ『一果のパフェ』のほか、フレッシュジュース『旬の一果』、フルーツゼリー『ふるか』等を販売する。
LinkIcon至高アオハルカ.pdf