2024.02.01(木) |
「第8回ジビエ料理コンテスト」の結果
162点の応募あり、農水大臣賞2賞含む
合計12賞の受賞者
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ジビエの普及啓発等に取り組む農林水産省の「鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催した「第8回ジビエ料理コンテスト」において、農林水産大臣賞等の受賞者が決定した。
農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にある中で、これを地域資源としてとらえ、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効に活用する前向きな取り組みが広がっている。このような状況の中で、農林水産省では、平成28年度からジビエの普及啓発や調査実証に取り組む「鳥獣利活用推進支援事業」において、ジビエの全国的な需要拡大を推進している。
このコンテストは、同事業の一環として事業実施主体である「一般社団法人日本ジビエ振興協会」が実施したもので、選定•表彰された料理レシピを広く紹介•提供することで、消費者等への普及啓発を図り、ジビエの全国的な需要拡大や鳥獣利活用の推進を図るものだ。
第8回となる今回は「お店で食べたいジビエ料理部門」「おうちで食べたいジビエ料理部門」の2部門で合計162点の応募があり、書類審査及び実食審査の結果、農林水産大臣賞2賞含む合計12賞の受賞者が決定した。
<受賞者について>
(1)お店で食べたいジビエ料理部門
【農林水産大臣賞】
「猪ロース肉とハヤトウリのエストラゴン風味 自家製パスタで包んだ鹿モモ肉の赤ワイン煮込みと共に」西森 航氏[リゾートトラスト(株)芦屋ベイコート倶楽部LUBANO]
【農林水産省農村振興局長賞】
「猪のラビオリとポルペッティーニ そのコンソメと茸のズッパに浮かべて」木田佳孝氏[(株)ワイズテーブルコーポレーションXEX TOKYO Salvatore Cuomo Bros]
【一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事賞】
「野性味溢れる‘’イノシシのデクリネゾン‘’風光明媚な里山の恵み」木村晴悦氏[(株)ニュー・オータニ SATSUKI]
【一般社団法人全日本司厨士協会会長賞】
「CWBC(クリスピー・ワイルドボア・チョップ)お花畑を添えて」嶌原大仁氏[食肉処理場「牛窓獣肉店」飲食事業「ハンターズキッチン」]
【一般社団法人全国日本調理技能士会連合会会長賞】
「紅葉に染まる猪鹿蝶 -筑前煮の再構築-」原 健太朗氏
【一般社団法人日本エスコフィエ協会会長賞】
「猪ばら肉と根セロリの温かいテリーヌ 山の恵の野菜たち 香り豊かな赤ワインのソースで」岡田知樹氏[セルリアンタワー東急ホテル]
(2)おうちで食べたいジビエ料理部門
【農林水産大臣賞】
「鹿の治部煮」辻 太郎氏[三重県立相可高等学校]
【農林水産省農村振興局長賞】
「秋のもみじシチュー ふわふわスイートポテト乗せ」小田美緒氏[株式会社リーガロイヤルホテル広島 レストランシャンボール]
【一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事賞】
「シカ肉と飛騨産トマトのチーズ焼き ~キャンプdeジビエ飯~」田中恵美氏[高山市役所]
【一般社団法人大日本猟友会会長賞】
「鹿肉/猪と乾しいたけのおかず味噌」本多鈴美氏[大分レディースハンタークラブ]
【公益社団法人全国調理師養成施設協会会長賞】
「蝦夷鹿肉の北海道風ラビオリ 鹿とトマトのソース」鈴木 龍氏[北海道三笠高等学校]
【株式会社日本食糧新聞社賞】
「シカイモイモキャンディ春巻き」守屋真衣氏[いかしの舎]
なお、「第8回ジビエ料理コンテスト」レシピブックはこちらhttps://www.gibier.or.jp/08contest/(外部リンク)。ジビエを安全に食べるために、調理の際は必ず中心部まで火が通るようしっかり加熱して下さい。ジビエの加熱調理については、厚生労働省webページ「ジビエ(野生鳥獣肉)はよく加熱して食べましょう」をご覧下さい。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00021.html(外部リンク)
<参考>
令和5年7月7日付プレスリリース「「第8回ジビエ料理コンテスト」の応募者の募集について」
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/tyozyu/230707.html
この件のお問い合わせは農林水産省 農村振興局 農村政策部 鳥獣対策•農村環境課 (担当)天野、中元まで(電話03-3502-8111<代表> 03-3502-8111内線5491 ダイヤルイン03-6744-2196)