2024.01.26(金)

令和6年度のバター及び脱脂粉乳の
輸入枠数量は バター8千トンから約1万トン
脱脂粉乳750トン以内

   農林水産省は、令和6年度の国家貿易によるバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について、バター8,000から約10,000トン及び脱脂粉乳750トン以内に設定する。
バター及び脱脂粉乳の需給状況>
   バターは業務用を中心に堅調な需要がある一方、脱脂粉乳はヨーグルトの需要低迷が継続している。業界の見通しでは、バターについては令和6年3月末及び令和7年3月末の在庫は、適正水準である1.6万トン以上を超える見込み(それぞれ2.3から2.7万トン、2.1から2.8万トン)。他方でバター在庫は、令和5年12月の乳製品値上げの影響に加え、主産地である北海道の今後の生乳生産の動向にも左右される。
   一方、脱脂粉乳については在庫量は積み増す見通しとなっており、脱脂粉乳とバターの跛行性は継続(令和5年11月末時点の在庫量はバターは21,595トン<前年同月差12,330トン減>、脱脂粉乳は50,215トン<前年同月差35,557トン減>)する見通しだ。
輸入枠数量>
バター 8,000から約10,000トン
脱脂粉乳 750トン以内
(5月及び9月にその時点の状況を踏まえて検証を行う)
スケジュール>
   独立行政法人農畜産業振興機構は、今回設定した輸入枠数量を分けて、基本的にバターは毎月脱脂粉乳は需給状況に応じて輸入入札を実施する。 
 
   この件のお問い合わせは農林水産省 畜産局 牛乳乳製品課 (担当)中坪、稲村まで(電話03-3502-8111<代表>内線4930  ダイヤルイン03-6744-2127)。