2023.11.07(火

長野県育成品種「シナノゴールド」の
機能性表示食品 (生鮮食品)届出完了に
全国で初の事例(ながの農業協同組合)

   JAながのでは、りんごの消費拡大と高付加価値化に向けた取り組みとして、同産リンゴ「シナノゴールド」で機能性表示食品(生鮮食品)の届け出を消費者庁へ完了し、専用パッケージへ機能性を表示し販売を開始する。

   リンゴ消費の低迷や生産量減少など歯止め尾を掛ける一手として(国研)農研機構と(一社)長野県農村工業研究所と共同で取り組んで来た。同品種での届出は全国で初の事例となる。機能性表示食品は事業者が国の定めるルールに基づいて、食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示できる制度のことだ。
   今回の届出した機能性は、同品目にはリンゴ由来の成分「プロシアニジン」が含まれ、一日 110mg(リンゴ一個(可食部300g)を目安)を摂取すると、肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能があることが確認された。11月20日からJA管内の農産物直売所で販売を開始し、順次エリアを広げリンゴの消費拡大を進めていくとしている。